ボクたちが愛した、想い出のレトロパソコン・ゲームたち

日本語表記のG-BASICと付属コントローラが不思議に見えた「トミー ぴゅう太」

トミーのぴゅう太。淡い色使いを採用して、シンプルで飽きの来ない見た目が特徴です。
当時掲載されていた、ぴゅう太の広告です。正式名称は「16ビットグラフィックコンピュータ ぴゅう太」ですが、そこまで16ビットであることを強調はしていませんでした。

 想い出のレトロパソコンやゲームを写真とともに振り返る本コーナー。今回取り上げるのは、トミーが1982年に発売した「ぴゅう太」です。

 1982年から83年にかけて、いわゆる“ゲームパソコン”と呼ばれるハードが発売されました。バンダイのRX-78やタカラのM5、セガのSC-3000など、どれも低価格ながらキーボードを備え、カートリッジを挿すとゲームがすぐに遊べました。

 そのうちの1つが、今回取り上げたトミーのぴゅう太です。

背面のインタフェース類は、RFの隣にビデオとオーディオ出力、データレコーダ、ジョイコントローラポートとなっています。ビデオ端子が黄色ではなく白なのが、不思議なところ。
電源スイッチは右側面に配置されています。この部分を見ると、ゲーム機ではなくパソコンという印象を受けます。
ジョイコントローラは2つ付属していましたが、本体の差し込み口は1つと、珍しいパターンです。円形のディスクパッドは、見た目では操作しづらそうですが、実際に触ると思った以上に快適です。

 59,800円とアグレッシブな価格設定ながらも、それまでのパソコンが採用していた英語BASICではなく、独創的な日本語表記のG-BASICを搭載するというオリジナリティを打ち出してきました。

 ほとんどの機種が採用していた英語BASICに慣れていると覚えるのに手間取りますが、最初がG-BASICであれば簡単にマスターできたかもしれません。

 筆者は先に英語BASICを使っていたため、ぴゅう太でプログラムを実行させる際「ジッコウ」ではなく「ハシレ」と入力したお馬鹿な記憶があります(笑)。

キーボードはプラスチック製ではなく、“ヘコヘコ”というタッチが特徴のゴム製を採用しています。
カセットテープで供給されていた、珍しいソフトです。カートリッジのソフトよりも、格段に安い価格でした。

 ゲームは、カートリッジ版26本、テープ版5本、あわせて31本が発売され、コナミ(当時)の「スクランブル」といった有名なゲームも移植されていました。

 ※メーカー名は当時の名称です