パワレポ連動企画

必要な性能の見極めが選択のコツ～CPU編～

【パワレポ連動：徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ（7）】

DOS/V POWER REPORT編集部
AKIBA PC Hotline!編集部

2016年10月5日 12:05

DOS/V POWER REPORT 2016年11月号

　こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年11月号」の総力特集「主要8ジャンルの人気・注目製品を一斉検証！徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ」を掲載する。

　第7回からは、用途別にCPU選択のコツを紹介。まずは現在主流となっているCPUを例に、性能を決める3つの要素を解説する。

　本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年11月号は全国書店、ネット通販にて9月29日(木)に発売。特別企画は、見た目も機能も結構違う？「“Anniversary Update”で何が変わった？ Windows 10最新事情」、わずかな掛け金で賢くリスク回避「知らないあなたはきっと損をしている！「パーツ保証制度」活用のススメ」、高価な機器を買わなくても雰囲気は楽しめる「スマホを取り付けるだけでめくるめく360°の仮想世界へ！激安VRグラス、こんなにあります」を掲載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY＋の本編「わがままDIY」も掲載だ。

　今号の特別付録は、2大小冊子「VRゲーム対応から多画面構築向きまでGeForce、Radeon搭載製品が勢揃い！最新ビデオカードカタログ 2016」と「持っててよかったが必ず見付かる自作力強化アイテム60」。あると便利なことがあるアイテムを一挙掲載。

-徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ-
必要な性能の見きわめが賢い選択のコツ CPU編

必要な性能の見きわめが賢い選択のコツCPU編

　このところのCPU市場はしばらく落ち着いた状態が続いており、じっくりと製品を比較検討して選べる状態だ。

　ここではプラットフォームの違い、コア数の違いなどを整理した上で、ベンチマークテストを通じて用途ごとにオススメのCPUを選定してみよう。

市場の中心は第6世代Coreプロセッサ

　現在のCPU市場は、開発コードネーム「Skylake」こと第6世代Coreプロセッサ（LGA1151版Coreシリーズ）を中心に展開している。実質的に先代にあたる第4世代Coreプロセッサに比べるとコア／クロックあたりの性能が底上げされ、電力効率も向上。さらに内蔵GPU性能も進化しているというメリットがある。メモリのDDR4対応、チップセットのPCI Express 3.0対応とシステム全体レベルで進化し、DDR4移行もスムーズに進行したことで完全に主力として定着した。

　第6世代Coreプロセッサは、ハイエンドのCore i7、ミドルレンジのCore i5、Core i3があり、その下にPentium、Celeronが控える。このブランドの差、価格の差は、コア／スレッド数（マルチスレッド処理性能）に重きを置いて決められている。コアが複数あると、スレッド（ひとまとまりの命令）を並列に処理できるメリットがある。また、Intelは1コアで2スレッドを同時実行するHT（Hyper-Threading）も導入しており、コア数を増やすのに近い効果が得られる。こうしたマルチスレッド性能をどこまで必要とするかがCPU選びのポイントの一つだ。

　このほか、最大10コア（20スレッド）内蔵、広帯域バスのサポートなど、高性能だが非常に高価なLGA2011-v3版Core i7や、内蔵GPUコアの性能を重視し、GPUが活かせる処理ではコストパフォーマンスが非常に高いAMDのSocket FM2+対応CPUもある。次ページからは、これらのCPUの具体的な性能を用途ごとに見ていくことにしよう。

性能を決める要素　1.CPUコア

性能を決める要素　2.内蔵GPU

性能を決める要素　3.プラットフォームとしての拡張性

[Text by 鈴木雅暢]

【DOS/V POWER REPORT 2016年11月号は9月29日(木)発売】

★総力特集「主要8ジャンルの人気・注目製品を一斉検証！徹底ベンチで分かった！用途別ベストパーツ」
★特別企画「“Anniversary Update”で何が変わった？ Windows 10最新事情」「知らないあなたはきっと損をしている！「パーツ保証制度」活用のススメ」「スマホを取り付けるだけでめくるめく360°の仮想世界へ！激安VRグラス、こんなにあります」
★連載「最新自作計画～9万円で作る今ドキMini-ITX PC～?」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツコンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツスペック＆プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録小冊子「VRゲーム対応から多画面構築向きまでGeForce、Radeon搭載製品が勢揃い！最新ビデオカードカタログ 2016」「持っててよかったが必ず見付かる自作力強化アイテム60」(雑誌のみ別途付録、電子版は巻末に収録)
★ 雑誌を買うと電子版（PDF）を無料ダウンロード可能
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める直販電子版月額プランも受付中
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