パワレポ連動企画

ベストバイはこれだ! SSD 18製品をベンチマーク比較

【SSDの買い方指南(3)】

DOS/V POWER REPORT 10月号

 このコーナーでは、こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の最新号と連動、同誌10月号の特集記事「損しないSSDの買い方」をほぼまるごと掲載する。

 第三回目の今回は、主要SSD 18製品のベンチマークを計測して性能を比較、パワレポ編集部オススメのモデルを紹介する。

 なお、この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 10月号は絶賛発売中。10月号では今回の特集のほか、売れ筋電源12モデルを比較・検証する「電源オールスターバトル」や、ドライブベイ用お役立ちアイテム 20選、橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事が載っている。また、最新&定番のビデオカードを掲載した「最新&定番ビデオカード 140」が小冊子として付いてくるなど、盛りだくさんの内容だ。


- DOS/V POWER REPORT 2014年10月号 Special Edition -


ベストバイはこれだ!
SSD主要18製品をベンチで比較!!

 ここでは、3種類のベンチマークソフトの結果から主要SSD18モデルの性能を比較する。比較するのは、体感性能とドライブの最大速度、ドライブの速度劣化の3項目。それでは、最新のSSDの性能を多角的に検証していこう。

実際の使用感に大差はない? ほぼ横並びのスコアで並ぶ

 最初に体感性能の目安となるPCMark 8の結果から見ていこう。このベンチマークでトップだったのは、唯一5,000オーバーのスコアをマークしたPLDSのPlextor M6e PCI Express SSDであった。今回テストした製品の中では唯一のPCI Express対応のSSDだ。

 2番手以下の製品は、すべてSerial ATA3.0対応の製品である。4,990前後のスコアをマークしたCFD販売のS6TNHG6Q、Samsungの840 EVO、850 PROの3製品が上位
組。ただし、トップのPlextor M6e PCI Express SSDとのスコアとの差は、わずか20前後しかない。また、最下位のKingston SSDNow V300との差も200ほどしかなく、全体的には横一線の団子状態だ。ここからは、最近のSSDが十分に高速なため、多少性能が向上しても、一般的な操作で体感できるほどの差につながりにくくなってきていると考えられる。

PCMark 8 v2.0.228−Storage(体感性能をチェック)

PCI Express対応の効果は絶大最大750MB/sオーバーを記録

 次にドライブの最大速度が分かるCrystalDiskMarkの結果を見ていこう。このベンチマークでトップだったのは、やはり、PCI Express対応のPlextor M6e PCI Express SSDだ。シーケンシャルリードで759MB/s、ライトで578.4MB/sを叩き出し、ダントツのスコアをマークした。

 シーケンシャルリード、ライトともに2番手だったのは、それぞれ552.7MB/s、525.3MB/sをマークした850 PRO。これに続く3番手グループといえるのが、840 EVO、S6TNHG6Q、Micron Crucial M550、OCZ Vertex 460、SanDisk Extreme Pro SSD。ここまでが、シーケンシャルリード/ライトともに500MB/sを超えている。

 注目しておきたいのが、Serial ATA対応の製品は一部の例外を除き、大きく二つのグループに大別されていることだ。一つは、シーケンシャルライトが400MB/s以上のグループ。もう一つが、300MB/s前後のグループである。前者はダイあたりの容量が64GbitのNANDメモリを採用。後者は128Gbitのものものを採用している。SSDは、並列アクセスによって速度を高めているため、同時にアクセスできるNANDメモリのダイの総数が多いほど高速化できる。64GbitのNANDメモリを採用した場合、256GBモデルは合計32個のダイで製造できるが、128GbitのNANDメモリを採用するとダイの総数は16個になる。つまり、128GbitのNANDメモリを採用した製品では、最大並列アクセス数が、64GbitのNANDメモリを採用した製品の半分になるわけだ。これが、書き込み速度の差を生んでいる。128GbitのNANDメモリを採用し
た製品は、低価格のバリューラインの製品で多く見られる。これらの製品は、今回テストした256GBモデルのワンランク上の512GBモデルでは書き込み速度が向上する製品が多いことを覚えておいてほしい。

CrystalDiskMark 3.0.3b(1,000MB、5回)(ドライブの最大速度をチェック)

 最後にTxBENCHによる速度劣化の検証結果を見ていこう。このベンチマークで優秀だったのは、Intel Solid-State Dvrive 730、840 EVO、850 PRO、Extreme Pro SSDの4製品。これらは、いずれもほとんど速度劣化が認められない。逆にもっとも速度低下の大きかったのが、ADATA Premier Pro SP900 M.2である。この製品は、リード/ライトともに大きく速度が低下してしまった。また、S6TNHG6Q、 Kingston HyperX FURY SSD、Crucial M550、Plextor M6e PCI Express SSD、PLDS Plextor M6S SSDの5製品は、初期時と比較してライト速度が20%以上も低下している。

TxBENCH Ver0.95β(ドライブの速度変化をチェック)

 これらのベンチマーク結果に加えて、購入時には重要な要素となる実売価格を考慮して、Micron Crucial MX100と840 EVOをゴールドレコメンド、Plextor M6e PCI Express SSDシリーズをシルバーレコメンドとした。Crucial MX100シリーズと840EVOは、総合的な性能が高いだけでなく、ラインナップ全体が安価である点を高く評価。また、Plextor M6e PCI Express SSDシリーズは、唯一のPCI Express対応SSDとしての高い性能に着目して選択した。

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【Micron Technology Crucial MX100(CT256MX100SSD1)】
シリーズ全体が安価なだけでなく、性能も申し分ない。とくに、並列度の上がる512GBモデルは、性能面でもトップクラスになるのでオススメだ
【Samsung Electronics840 EVO MZ-7TE250B/IT】
すべてのベンチマークでトップクラスに位置している安定した性能と安価な点が魅力。万人にオススメできるコストパフォーマンスの高い製品だ
【Philips & Lite-On Digital Solutions Plextor M6e PCI Express SSD PX-AG256M6e】
現在購入できる唯一のPCI Express対応のSSD。性能の高さでは、現時点でダントツだ。とにかく高性能なSSDが欲しい人にオススメ

[Text by 北川達也]



DOS/V POWER REPORT 10月号は8月29日(金)発売】

★巻頭特集「損しないSSDの買い方」はもちろん、売れ筋電源を計12モデル比較する「電源オールスターバトル」、ドライブ用お役立ちアイテム 20選、橋敏也の改造バカ一台など、多数の記事を掲載

★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
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★ 電子版は割安な税別926円、一部ショップでは税別700円の期間限定セールが8月29日(金)より実施
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(AKIBA PC Hotline!編集部)