パワレポ連動企画
Windows 10世代のパーツ選び
電源ユニット/PCケース編
【即効! Windows 10×PC自作(13)】
(2015/8/18 11:30)
こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2015年9月号」の第一特集「新OSがあなたのマシンを変える 即効!Windows 10 × PC自作」を掲載する。
第十三回目では、Windows 10世代の電源ユニットとPCケースを紹介する。この二つはOSが変わったといっても特に何かが変わるということはないため、最新のトレンドについて解説していく。
この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2015年9月号は全国書店、ネット通販にて7月29日(水)に発売。ついに発売されるWindows 10を解説した第一特集のほか、頻繁に買い換えるものではない電源ユニット、カタログや口コミだけでは分からない部分を徹底解析する第二特集「出力だけじゃない! 効率だけじゃない! 2年後に後悔しない電源」、二次元世界の嫁の写真(イラスト)もきれいに拡大!「“最新ハードによる”waifu2x活用講座」、容量も重要だけど、やっぱり品質にも気を遣いたい「安くなった高性能、高品質メモリを狙え! DDR4/DDR3メモリコレクション2015」、MVNOのお供に選べるスマホ「選べる自由とハイコスパをその手に! すぐ買えるSIMフリースマホ」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。
今号の特別付録は高音質、ハイレゾ対応、デザイン性、コストパフォーマンス、多彩なニーズに応えます!「サウンドデバイス大全2015」だ。
-Windows 10世代のパーツ選び 電源ユニット/PCケース編-
Windows 10世代のパーツ選び
電源ユニット編
電源ユニットに関しては、Windows 10が登場したからと言ってとくに何かが変わるということはない。ただ、電源はPCシステムの変化に伴ってトレンドがゆっくりと移り変わっているので、適切な製品を選ぶためにも、ここで整理しておこう。
Windows 10世代の最新トレンド
1. 変換効率競争は一段落
高変換効率の指標として80PLUSが知られるようになってから高変換効率モデルが次々と出てきたが、最上位グレードであるTitanium認証を受けた新製品は増えてこない。円安の影響もあって高変換効率モデルは割高感が強調されており、80PLUS Gold~Bronze辺りのリーズナブルなモデルが売れ筋だ。
2. 500W前後のラインナップが充実
ここ数年はCPU、GPUの省電力化が進みPCシステムの消費電力が低下傾向にある。定格出力も500~600W辺りが中心となりつつあり、ラインナップも充実している。
主な電源ユニット
Corsair Components CX Series Modular CX500M
Cooler Master Technology V750 Semi-Modular RS750-AMAAG1-JP
洗練された仕様とコスパが光る
750Wの大出力ながら奥行き14cmのコンパクトサイズを実現した貴重なモデル。80PLUS Gold認証取得で変換効率も十分高く、オーバークロックやビデオカード2枚挿しなどの構成にも柔軟に対応できる。
Specification
●ファン:12cm角×1(底面)●電源コネクタ:ATX20/24ピン×1、ATX/EPS12V×1、Serial ATA×8、ペリフェラル×6、PCI Express 6+2ピン×4、FDD×1 ●実売価格:13,000円前後
【電源ユニット:問い合わせ先】
Sea Sonic Electronics:046-236-3522(オウルテック)/ http://www.seasonic.com/
Corsair Components:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)/ http://www.corsair.com/
Cooler Master Technology:03-5215-5650(アスク)/ http://www.coolermaster.co.jp/
[Text by 鈴木雅暢]
Windows 10世代のパーツ選び
PCケース編
Windows 10の登場でPCケースの選び方が変わることはないが、最近の傾向として、ATX、microATX、Mini-ITXを問わず、バランス型と冷却重視型と呼ばれるタイプが増えている。性格付けがはっきりしているものが多いので、自分の使用目的に合っているか確認することが重要だ。
Windows 10世代の最新トレンド
1. バランス型ケースが人気
Fractal DesignのDefine R5やCooler MasterのSilencio 652Sのような、静音設計をベースに冷却性能を柔軟に強化できるバランス型ケースが人気を集めている。冷却性能を強化したり、静音性を追求したりと、自分好みにカスタマイズできる点が人気の理由だ。
2. 目的特化型のケースが増加
冷却性能を追求したATXケースや大型のビデオカードを組み込んで高性能ゲームマシンを作成できるMini-ITXケースなど、目的特化型のケースが増えているのも最近のトレンド。目的に合ったケースをより探しやすくなったと言える。
主なPCケース
Fractal Design Define S
人気シリーズの最新モデル
本誌を含め多方面より高評価を得ている人気製品「Define」シリーズの最新モデル。Define R5のよさを活かしつつも、5インチベイをなくすなどの工夫を施すことで、冷却性、静音性をより高めている。
Specification
●カラー:ブラック、ホワイト●付属電源:なし●ベイ:3.5/2.5インチシャドー×3、2.5インチシャドー×2●標準搭載ファン:14cm角×1(前面)、14cm角×1(背面)●追加搭載可能ファン:14/12cm角×2(前面)、14/12cm角×3(天板)、14/12cm角×1(底面)、14/12cm角×1(側面)●本体サイズ(W×D×H):235×520×451mm●重量:9.1kg ●実売価格:13,000円前後
NCASE M1
高性能コンパクトマシンを実現できる
コンパクトサイズながら最大30.5cmまでの長さのビデオカードに対応したMini-ITXケース。24cmの水冷ラジエータを搭載可能であるなど冷却強化も可能。高性能なコンパクトマシンを作成したい人に最適な1台だ。
Specification
●カラー:シルバー、ブラック●付属電源:なし●ベイ:5インチスリム/ 2.5インチ×1、3.5インチシャドー×2、3.5/2.5インチシャドー×1、2.5インチシャドー×3●標準搭載ファン:-●追加搭載可能ファン:8/9cm角×1(背面)、12cm角×1(底面、3.5/2.5インチシャドー×1と排他)、12cm角×2(側面、3.5インチシャドーと排他)●本体サイズ(W×D×H):160×328×240mm●重量:2.68kg ●実売価格:30,000円前後
【電源ユニット:問い合わせ先】
Fractal Design:03-5215-5650(アスク)/ http://www.fractal-design.jp/
SilverStone Technology:03-3768-1321(マスタードシード)/ http://www.silverstonetek.com/
Antec:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)/ http://www.antec.com/
NCASE:03-5298-3880(ディラック)/ https://www.ncases.com/
[Text by 滝 伸次]
【DOS/V POWER REPORT 2015年9月号は2015年7月29日(水)発売】
★第1特集「新OSがあなたのマシンを変える 即効!Windows 10 × PC自作」
★第2特集「出力だけじゃない! 効率だけじゃない! 曖昧な口コミでは分からないデータが一杯! 2年後に後悔しない電源」
★特別企画「二次元画像の美麗アプコンで超話題 “最新ハードによる”waifu2x活用講座」「安くなった高性能、高品質メモリを狙え! DDR4/DDR3メモリコレクション 2015」「選べる自由とハイコスパをその手に! すぐ買えるSIMフリースマホ」
★連載「最新自作計画」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
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★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
http://book.impress.co.jp/teiki/dvpr/2015-07-22-0000.php
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