パワレポ連動企画

【PCパーツ100選 2016(10)】ビデオカード部門 その2

〜その他のエントリー製品 NVIDIA編〜

DOS/V POWER REPORT 2016年2月号

 こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年2月号」の総力特集「主要9ジャンル+α 執筆陣の投票で選ばれた買いの製品はどれだ!? PCパーツ100選 2016」を掲載する。

 第10回目からはビデオカード部門にエントリーされた製品を紹介する。まずはNVIDIA製のGPUを搭載したビデオカードから。コストパフォーマンスの高いミドルレンジや、性能を追求するハイエンドなど、ゲームを楽しむためのラインナップが豊富だ。

 本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年2月号は全国書店、ネット通販にて2015年12月26日(土)に発売。様々な分野のオススメパーツを決定する総力特集をはじめ、ラジエータを置くスペースが必要だけど、かわりにCPUソケット周辺はすっきりする簡易水冷の新製品を紹介!「ニューカマー3製品を徹底比較 本当に使える水冷クーラーはこれだ!」、ゲームで差が付くかもしれない高機能モデルが豊富!「話題作が豊富な今こそ揃えたい 鉄板ゲーミングデバイス 26」、すぐ隣だから30cmあれば十分なあなたや、上の階とつなげるので30mは欲しいというあなたに捧げる「あなたのマイナーニーズを狙い撃ち☆「短い」ケーブル&「長い」ケーブル集めました」など、特別企画も満載。人気の連載記事、橋敏也氏による「橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。

 今号の付録は豪華二本立て! あの素晴らしいパーツをもう一度「時代を作った名品が月替わりピンナップで!名パーツカレンダー 2016」と、これから自作を始める方には是非読んでいただきたい「パーツの役割や組み立て手順が分かる!保存版PC自作スタートブック2016」だ。


-PCパーツ100選 2016-
執筆陣の投票で選ばれた買いの製品はどれだ!?


新アーキテクチャ続々の1年、コスパ向上にも注目!
ビデオカード部門

 2015年は例年以上にGPUが注目された年だった。AMD、NVIDIA両陣営ともにラインナップに大きな変革があり、買い換えの好機は今も続いている。

 また、大型ゲームタイトルが多数登場する中で「フォールアウト4」では推奨GPUがGTX 780以上と、現行アッパーミドル以上のGPUが欲しくなるケースも出てきている。ここではそんなビデオカード市場の動勢をまとめてみたい。


Micro-Star International
GTX 960 GAMING 4G

実売価格:29,000円前後
メモリ不足による性能低下を防ぐ

GTX 960 / GDDR5 4GB / 8ピン×1 / OC

 実売2万円台半ばで売られているGTX 950カードの登場により、そのすぐ上の価格帯を占めるGTX 960カードは進化が求められている。その結果が最近増加中のビデオメモリ4GB版のGTX 960カードだ。グランド・セフト・オートVやウィッチャー3などの重量級ゲームの場合、画質を上げるとビデオメモリ消費量が2GBを上回ってしまい、パフォーマンスが悪化することがあるが、4GBにすることでボトルネックをある程度解消できる。

 スクリーンショットを撮るときだけ超高画質化したいというようなユーザーなら、実売3万円未満で購入できる本製品はコストパフォーマンスの点で非常に魅力的な存在だ。

GTX 960 GAMING 4GのGPU-Z

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.241GHz(1.304GHz)※ OCモード時●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(128bit)●メモリクロック:7.01GHz●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


Micro-Star International
GTX 980Ti SEA HAWK

実売価格:120,000円前後
設置が手軽なハイブリッド冷却

GTX 980 Ti / GDDR5 6GB / 8ピン×1、6ピン×1 / OC

 Corsairと共同開発した簡易水冷ユニットでGPUを、そのほかはカード上のブロアーファンで冷却するハイブリッド式のカード。同種の製品は他社からも出ているが、本製品はチューブの出る向きをナナメにして負荷を減らすなど後発製品ならではの工夫が凝らされている。

 GTX 980 Tiを最高の状態で長時間使いたい人に。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.19GHz(1.291GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 6GB(384bit)●メモリクロック:7.096GHz●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


ASUSTeK Computer
GTX970-DCMOC-4GD5

実売価格:48,000円前後
省スペース&高性能の答えはこれだ!

GTX 970 / GDDR5 4GB / 8ピン×1 / OC

 ショートサイズのビデオカードでパフォーマンス志向ならGTX 970が現時点における現実解。同サイズの最速はRadeon R9 Nanoだが、そのおよそ半額で導入できること、消費電力も少ないといったメリットがある。

 ヒートシンクが小型のわりに冷却力も高いが、通常タイプのGTX 970カードよりも静音性にやや劣る点には注意。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.088GHz(1.228GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(256bit)●メモリクロック:7.01GHz●インターフェース:DisplayPort×1、HDMI ×1、DVI-D×1、DVI-I×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


GIGA-BYTE TECHNOLOGY
GV-NTITANXXTREME-12GD-B

実売価格:170,000円前後
基板自体の耐久性も高めた究極モデル

GTX TITAN X / GDDR5 12GB / 8ピン×2 / OC

 以前はGTX TITAN Xカードはリファレンス仕様の製品のみだったが、3連ファン搭載の超強力クーラーを装備したOCモデルが登場。

 冷却や静音性が優れ、コーティング強化によりホコリや水濡れ、耐腐食性も強化している。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.165GHz(1.226GHz)※OCモード時●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 12GB(384bit)●メモリクロック:7GHz●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


ASUSTeK Computer
POSEIDON-GTX980Ti-P-6GD5

実売価格:120,000円前後
水冷&空冷が選べるプレミアムモデル

GTX 980 Ti / GDDR5 6GB / 8ピン×2 / OC

 先ほど紹介したGTX 980Ti SEA HAWKは簡易水冷ユニットを組み合わせているが、こちらは本格水冷を視野に入れた製品。

 ヒートシンクとファンも付いており、完全空冷でも利用できるという“空水両用”クーラーが最大の特徴だ。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.114GHz(1.203GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 6GB(384bit)●メモリクロック:7.01GHz●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


GIGA-BYTE TECHNOLOGY
GV-N98TXTREME-6GD

実売価格:120,000円前後
内部を見せるマシンに最適

GTX 980 Ti / GDDR5 6GB / 8ピン×2 / OC

 GV-NTITANXXTREME-12GD-BのGTX 980 Ti版。

 搭載ファンのフレーム部にはリング状に発光する機能が組み込まれており、発光色を指定可能。内部を見せるマシンにも最適の1枚だ。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.216GHz(1.317GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 6GB(384bit)●メモリクロック:7.2GHz ●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


ASUSTeK Computer
MATRIX-GTX980-P-4GD5

実売価格:88,000円前後
極冷OCに挑むための超重装備カード

GTX 980 / GDDR5 4GB / 8ピン×2 / OC

 GTX 980搭載カードとしては非常に高価な製品だが、液体窒素冷却による極冷OCにまで対応。

 超高効率MOSFETなどを組み込んだ14フェーズ電源、メモリ凍結による動作不良を防ぐヒーターなど、限界OCに挑むための装備を満載。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.241GHz(1.342GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(256bit)●メモリクロック:7.01GHz●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


玄人志向
GF-GTX970-E4GB/OC/SHORT

実売価格:39,000円前後
サイズあたりのコスパ最強のGTX 970

GTX 970 / GDDR5 4GB / 6ピン×2 / OC

 GTX 970をショート基板に搭載したモデルだが、基板全長は17.9cmと、Mini-ITXマザーよりやや長い程度。小型・高性能ゲーミングPC用に向く。

 ファンも2基搭載して冷却性も十分確保されており、安心して使える。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.126GHz(1.266GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 4GB(256bit)●メモリクロック:7.01GHz●インターフェース:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-I×1、DVI-D×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


エルザ ジャパン
GeForce GTX 960 2GB S.A.C SS

実売価格:28,000円前後
静音性も良好なGTX 960のショートモデル

GTX 960 / GDDR5 2GB / 6ピン×1 / OC

 ほぼMini-ITXマザーの1辺と同じ17.3cmの基板に収めたショートモデル。GTX 970のショートモデルは価格が高いが、もともと安め&低発熱のGTX 960ならば3万円未満で導入できるのがミソ。

 フルHD環境前提なら有力候補だ。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.127GHz(1.178GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 2GB(128bit)●メモリクロック:7.01GHz●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI×1、DVI-I×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


ASUSTeK Computer
STRIX-GTX950-DC2OC-2GD5-GAMING

実売価格:24,000円前後
実売価格低下でコスパ急上昇

GTX 950 / GDDR5 2GB / 6ピン×1 / OC

 ASUSTeK独自の準ファンレスクーラーを搭載したGTX 950のOCモデル。

 MOBA系ゲーム特化と言われているGTX 950だが、設定しだいでは「フォールアウト4」などの重量級も十分遊べる。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.165GHz(1.335GHz)※OC モード時●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 2GB(128bit)●メモリクロック:6.61GHz●インターフェース:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-I×1、DVI-D×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


GIGA-BYTE TECHNOLOGY
GV-N950OC-2GD

実売価格:23,000円前後
ファンブレードにひと仕事あり

GTX 950 / GDDR5 2GB / 6ピン×1 / OC

 GTX 950を17cmのショート基板に収めたシンプルな設計だが、ファン口径を9cmと大型にすることで高い冷却力と静音性を確保。

 ファンブレードの波形の切り込みで乱流の発生を抑え、風量増に成功している。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.064GHz(1.241GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 2GB(128bit)●メモリクロック:6.61GHz●インターフェース:DisplayPort×1、HDMI×1、DVI-I×1、DVI-D×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


Micro-Star International
N750TI-2GD5TLP

実売価格:15,000円前後
Low Profileでもゲームがしたい!

GTX 750 Ti / GDDR5 2GB / − / 定格

 GTX 750 Tiは、設計こそ古いが、「World of Tanks」のような軽量ゲームには十分なパワーを持ち、かつ安いためまだまだ人気。

 本製品は希少なLow Profile対応なので薄型ケースにもオススメ。2スロット占有する点には要注意。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.02GHz(1.085GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 2GB(128bit)●メモリクロック:5.4GHz●インターフェース:HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


Palit Microsystems
GeForce GTX 750 Ti StormX 1GB(1024GB GDDR5)

実売価格:13,000円前後
補助電源なし運用ならコレ

GTX 750 Ti / GDDR5 2GB / − / 定格

 第1世代Maxwellは、補助電源なしで運用できるGPUの中ではもっとも高性能という側面もある。

 本製品も補助電源なしで運用できるため、取り回しは楽。フルハイトのカードでメモリも1GBだが、その分安価だ。

Specification
●コアクロック(ブーストクロック):1.02GHz(1.085GHz)●ビデオメモリ(バス幅):GDDR5 SDRAM 1GB(128bit)●メモリクロック:5.4GHz●インターフェース:Mini HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●対応スロット:PCI Express 3.0 x16


【問い合わせ先】

Micro-Star International:web-jp@msi.com(エムエスアイコンピュータージャパン)/ http://jp.msi.com/
ASUSTeK Computer:info@tekwind.co.jp(テックウインド)/ http://www.asus.com/jp/
ZOTAC International:03-5215-5650(アスク)/ http://www.zotac.com/
GIGA-BYTE TECHNOLOGY:050-3786-9585(CFD販売)/ http://www.gigabyte.jp/
玄人志向:―/ http://www.kuroutoshikou.com/
エルザ ジャパン:03-5765-7615 / http://www.elsa-jp.co.jp/
Palit Microsystems:03-4332-9194(ドスパラ)/ http://www.palit.biz/


[Text by 加藤勝明]


DOS/V POWER REPORT 2016年2月号は2015年12月26日(土)発売】

★総力特集「主要9ジャンル+α 執筆陣の投票で選ばれた買いの製品はどれだ!? PCパーツ100選 2016」
★特別企画「ニューカマー3製品を徹底比較 本当に使える水冷クーラーはこれだ!」「話題作が豊富な今こそ揃えたい 鉄板ゲーミングデバイス 26」「あなたのマイナーニーズを狙い撃ち☆ 「短い」ケーブル&「長い」ケーブル集めました」
★連載「最新自作計画」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録「時代を作った名品が月替わりピンナップで!名パーツカレンダー 2016」「パーツの役割や組み立て手順が分かる! 保存版PC 自作スタートブック 2016」(紙版のみ別途付録、電子版では本誌巻末に収録)

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(AKIBA PC Hotline!編集部)