パワレポ連動企画

Skylake Kで最新PCを組み立ててみよう! その4
~OSをインストールして完成~

【ド本命登場!Skylake K(20)】

DOS/V POWER REPORT 2015年10月号

 こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2015年10月号」の第一特集「システム一新でヌルサク環境をこの手に! ド本命登場!Skylake K」を掲載する。

 4回にわたり解説してきた、Skylake K搭載の自作PCも遂に完成。最後はWindows 10やデバイスドライバーのインストール方法を紹介する。

 この特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2015年10月号は全国書店、ネット通販にて8月29日(土)に発売。大本命の新CPUを解説した第一特集のほか、HDDを飲み込む勢いの最新デバイスを紹介する第二特集「NVMe対応モデルが超速い!500GBオーバーの大容量モデルが超安い! とにかく今、SSDが欲しい!!」、新世代メモリを採用した高性能ビデオカード「Radeon R9 Fury X&Furyの実力に迫る!」、興味はあるけど、どうすればいいのか分からないというあなたに実際の乗り換え手順をご紹介!「安くて!速くて!自由に選べる!初めての格安SIM」、光る!回る!!ただのファンでも製品ごとに結構違う「個性いろいろ、選ぶ楽しみ 特選ケースファンギャラリー22」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY+の本編「わがままDIY」も掲載だ。

 今号の特別付録は「最新ビデオカードカタログ 2015」 AMD Radeon&NVIDIA GeForce搭載の現行製品が勢揃い!


-Skylake Kで最新PCを組み立ててみよう! その4 ~OSをインストールして完成~-


Core i7-6700Kを使った
最新自作PCを組み立ててみよう!(4)

 ここではSkylake世代のCPU「Core i7-6700K」を使ってPCを1台組み立ててみよう。PCケースやマザーボードには組み立てに必要なネジやケーブルが同梱されている。ユーザーは、基本的には使いやすいプラスドライバーを用意しておけばよい。

 今回は内部が広いATX対応PCケースを使うので、組み込み作業は簡単だ。

今回用意したパーツ

カテゴリー製品名実売価格
CPUIntel Core i7-6700K(4GHz)50,000円前後
マザーボードASUSTeK Z170-A(Intel Z170)25,000円前後
メモリMicron Crucial CT2K4G4DFS8213(PC4-17000 DDR4 SDRAM 4GB×2)8,000円前後
ビデオカードASUSTeK STRIX-GTX960-DC2OC-2GD5(GeForce GTX 960)27,000円前後
SSDMicron Crucial BX100 CT500BX100SSD1(Serial ATA 3.0、MLC、500GB)23,000円前後
PCケースAntec P100 White(ATX)12,000円前後
電源Enermax Revolution-X't ERX530AWT(530W、80PLUS Gold、ATX)10,000円前後
CPUクーラーサイズ 阿修羅(14cm角ファン)4,500円前後
合計159,500円前後

step.11 インストール用USBメモリを作る

 今回の作例では光学ドライブを組み込んでいないので、DSP版のインストールDVDからはWindows 10をインストールできない。そのため、USBメモリにインストールDVD内のファイルをすべてコピーし、そのUSBメモリから起動してWindows 10をインストールする。

準備作業には別のPCが必要
DVDドライブを搭載する別のPCを用意
インストールDVDの中身をUSBメモリにコピーするには、当然だがDVDドライブを搭載する別のPCが必要だ
USBメモリは16GBモデルがオススメ
インストールDVD内の全ファイル容量は3.86GBだった。ただ、マザーボードの添付DVDのファイルもコピーしておくと便利なので、16GB程度の容量があるとベスト

1. DSP版のメディアはDVD

DSP版のパッケージには、インストールDVDとプロダクトキーが入っていた。別のPCを起動し、インストールDVDをドライブに入れる

2. ファイルをすべてコピーする

USBメモリをそのP Cに装着した後、インストールDVD上のファイルを、すべてUSBメモリにコピーする。作業的にはこれだけでよい

3. ドライバディスクの中身もコピー

Windows 10をインストールした後に使う、デバイスドライバなどを収録したマザーボードの添付DVDの中身も、USBメモリにコピーしておこう

step.12 Windows 10のインストール

UEFIモードで起動しよう
Z170-Aの起動中にF8を押すと表示されるブートセレクタ(起動デバイスの選択)画面だ。JetFlash~がUSBメモリだが、「UEFI:」と文頭に付いているほうでないと、Windows 10のセットアッププログラムを起動できない

 インストール用USBメモリの準備が終わったら、PCにWindows 10をインストールしよう。まずはマザーボードのブートセレクタを起動し、USBメモリを選択するところからだ。

 またその際はUSBメモリをUEFIモードで起動しないと、セットアッププログラムが起動しない。

1. インストール用USBメモリを挿す
2. Windowsセットアップの起動
USBメモリを、PCのUSBポートに挿して起動する。ブートセレクタからUEFIモードでの起動を選択すると、OSのセットアップを開始する
Windows 7や8.1でおなじみの「Windows セットアップ」ダイアログだ。日本語キーボードを使っているなら、何も変更せずに[次へ]をクリック
3. セットアップが開始される
4. プロダクトキーを入力
するとダイアログが切り換わるので、さらに[今すぐインストール]ボタンをクリックする
次にプロダクトキーを入力する。プロダクトキーは、インストールDVDが入っていた袋にシールで貼られている。入力したら[次へ]をクリック
5. ライセンス条項の確認
6. インストールの種類を選択
ライセンス条項が表示される。スクロールするなどして一通り確認したら「次へ」をクリック
次にインストールの種類を選択する。今回はクリーンインストールを行なうので、[カスタム:~]をクリックする
7. インストールするドライブを選択
8. インストール後の初期設定
Windows 10をインストールするドライブを選択する。今回の構成では500GBのSSDしか接続していないので、迷うことはない。この状態で[次へ]
Windows 10のインストールが終了すると、まずこの画面が表示される。[簡単設定を使う]をクリックして初期設定に入る
9. インストールの完了
初期設定でMicrosoftアカウントの入力などを行なうと、デスクトップとスタートメニューが表示され、Windows 10が利用できるようになる

step.13 デバイスドライバのインストール

 最後に各パーツのデバイスドライバや、マザーボードのユーティリティをインストールしよう。

 DVDメディアで提供されているファイルは、あらかじめインストール用USBメモリにコピーしておく。最新ドライバはメーカーのWebサイトからダウンロードしよう。

1. ユーティリティから一括導入

USBメモリにコピーしておいたZ170-Aのデバイスドライバやユーティリティを、一括で導入する

2. デバイスドライバをダウンロード

ビデオカードのデバイスドライバは、最新版を導入したほうがよい。NVIDIAのWebサイトから最新のデバイスドライバを検索してダウンロード

3. デバイスドライバをインストール

ダウンロードしたビデオカードの最新デバイスドライバをインストールする

4. デバイスマネージャーをチェック

すべてのデバイスドライバをインストールしたらデバイスマネージャーを起動し、[!]マークがないことを確認する

完成!

【問い合わせ先】

Intel:0120-868686(インテル)/http://www.intel.co.jp/
ASUSTeK Computer:info@tekwind.co.jp(テックウインド)/http://www.asus.com/jp/
Micron Technology:-/http://jp.crucialproducts.com/
Antec:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)/http://www.antec.com/
Enermax Technology:03-5812-5820(リンクスインターナショナル)/http://www.enermaxjapan.com
サイズ:support@scythe.co.jp /http://www.scythe.co.jp/


[Text by 竹内亮介]


DOS/V POWER REPORT 2015年10月号は2015年8月29日(土)発売】

★第1特集「システム一新でヌルサク環境をこの手に! ド本命登場!Skylake K」
★第2特集「NVMe対応モデルが超速い!500GBオーバーの大容量モデルが超安い! とにかく今、SSDが欲しい!!」
★特別企画「新世代メモリ“HBM”採用で次のステージへ Radeon R9 Fury X&Furyの実力に迫る!」「安くて!速くて!自由に選べる!初めての格安SIM」「個性いろいろ、選ぶ楽しみ 特選ケースファンギャラリー22」
★連載「最新自作計画」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツ コンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツ スペック&プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」

★ 紙版を買うと電子版(PDF)を無料ダウンロード可能
★ 特別付録小冊子「最新ビデオカードカタログ 2015」(紙版のみ別途付録、電子版では本誌末尾に収録)
★ 毎月700円(税込)で最新号が読める 直販電子版 月額プランも受付中
http://book.impress.co.jp/teiki/dvpr/2015-08-22-0000.php

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(AKIBA PC Hotline!編集部)