パワレポ連動企画
【マザーボード100選 2016(20)】ローエンド部門 その2
～その他のエントリー製品 Part.A～
（2015/12/16 17:05）
こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年1月号」の総力特集「価格帯別・最強マザーをここに決定 マザーボード100選 2016」を掲載する。
第20回目では、ローエンド部門にエントリーされていたマザーボードを紹介する。
本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年1月号は全国書店、ネット通販にて11月28日(土)に発売。人気と実用性を兼ね備えたお薦めマザーボードを決定する総力特集をはじめ、ASUSのプロ向け資料を限定公開！読み方も解説したダウンロード特典「ASUSTeKレビュアーズガイド マザーボード＆ビデオカード編 英語版」、ネット配信の嵐が日本上陸！サービス内容や使いやすさも比較した「ネット配信端末が地上波を駆逐する？ Fire TV vs. 第4世代Apple TV」、いつの間にやら豊富なラインナップ「こんなにあるって知ってました!? Amazonベーシック特選品」、スマホ使いなら持っていると便利、マジお勧め「容量・サイズ・機能で選べる 最新モバイルバッテリ28選」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY＋の本編「わがままDIY」も掲載だ。
今号の特別付録は「ドカンと大レビュー！マザーボード＆ベアボーン超図鑑 2016」。……えっ、この厚みで付録なんですか！？
-マザーボード100選 2016-
価格帯別・最強マザーをここに決定
ローエンド部門 その他のエントリー製品 その1
ローエンドモデルは低機能で使い勝手が悪いというのは過去の常識。
Skylake世代ではチップセットの機能が底上げされたことにより、実用性の高い製品が多数揃っている。
■ASUSTeK Computer
B150M-A D3
－手堅い低コストマシンを作りたい
Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット：PC3-14900 DDR3 SDRAM×4（最大64GB）●ディスプレイ：HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x1×2●主なインターフェース：SATA 3.0×6、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN：1000BASE-T×1●実売価格：12,000円前後
PCI-E＝ PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・滝 伸次
DDR3メモリスロットを４本搭載するので手持ちのDDR3メモリを活用したい人に最適。デジタル電源回路を搭載するなど、品質に十分気が配られている点にも注目。
・編集部 遠山健太郎
USB 3.1、M.2といった最新のトレンド機能は搭載しないが、Skylake世代のマザーとしてそれ以外に欠点はない。DDR3メモリが使えるマザーが欲しい人にオススメ。
■Micro-Star International
B150M BAZOOKA
－一般用途向けとして○
Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット：PC4-17000 DDR4 SDRAM×4（最大64GB）※●ディスプレイ：HDMI×1、DVI-D×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x1×2●主なインターフェース：SATA Express×1、SATA 3.0×4、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN：1000BASE-T×1●実売価格：12,000円前後
PCI-E＝ PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
※初出時、DDR4 SDRAMをDDR3 SDRAMと誤って記述しておりました。お詫びして訂正致します。
【ライターコメント】
・滝 伸次
MSIの低価格ゲーミングモデル。ゲーミングというイメージで見ると機能的に肩透かしを食らうが、一般用途向けのローエンドマザーとして見ると品質、機能ともに悪くない。
・編集部 遠山健太郎
ローエンドながらゲーミング対応をうたうモデルなのでサウンド機能などにそれなりの工夫が見られる。上位モデル同様、ゲーマー向けユーティリティも付属している。
■Micro-Star International
B150M PRO-VDH
－価格も仕様も安心感アリ
Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット：PC4-17000 DDR4 SDRAM×4（最大64GB）●ディスプレイ：HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 3.0 x1×2●主なインターフェース：SATA Express×1、SATA 3.0×4、USB 3.0×6、USB 2.0×6● LAN：1000BASE-T×1●実売価格：11,000円前後
PCI-E＝ PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・滝 伸次
B150のサポートする機能で構成されたオーソドックスな作りの1枚。DDR4対応でDsub 15ピンも装備している。
・編集部 遠山健太郎
品質、機能ともに標準的と言える仕様のB150マザーボードだが、PCI Express 3.0 x16スロットが補強されているなど随所にMSIならではの工夫が見られる。
■ASRock
H110M Combo-G
－DDR4、DDR3両対応をより安価に
Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium●メモリスロット：PC4-17000 DDR4 SDRAM×2（最大32GB）、PC3-14900 DDR3 SDRAM×2（最大32GB）※ DDR4メモリとDDR3メモリの同時使用はできない●ディスプレイ：HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 2.0 x4（x16形状）×1、PCI-E 2.0 x1×1●主なインターフェース：SATA 3.0×4、USB 3.0×4、USB 2.0×8● LAN：1000BASE-T×1●実売価格：10,000円前後
PCI-E＝ PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・滝 伸次
DDR4メモリ、DDR3メモリの両方に対応したH110マザー。ローエンドマザーとしては高品質仕様の上、CrossFireXに対応するなど機能も高いが価格もその分高めだ。
・編集部 遠山健太郎
「B150M Combo-G」との大きな違いはSATA Express非搭載でチップセット側のPCI Expressが2.0対応のこと。あまり拡張しないなら本機も有力な選択肢となる。
■ASUSTeK Computer
H110M-PLUS D3
－USB 3.1に対応する希少モデル
Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット：PC3-14900 DDR3 SDRAM×2（最大32GB）●ディスプレイ：HDMI×1、DVI-D×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCIE 2.0 x1×2●主なインターフェース：SATA 3.0×4、USB 3.1（Type-A）×2、USB 3.0×4、USB 2.0×6● LAN：1000BASE-T×1●実売価格：11,000円前後
PCI-E＝ PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・滝 伸次
H110採用のmicroATXマザー。ローエンドマザーとしてはめずらしくUSB 3.1をサポートする。価格は高めだが、こういう選択肢が用意されていることを評価したい。
・編集部 遠山健太郎
ASUSTeKらしい堅実な作りだが、メモリスロットを2本しか搭載していないなど、USB 3.1をサポートしている以外は機能的に寂しい。ちょっと割高感がある。
■GIGA-BYTE TECHNOLOGY
GA-H110M-DS2 DDR3（rev.1.0）
－低価格だが仕様は要チェック
Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット：PC3-12800 DDR3 SDRAM×2（最大32GB）●ディスプレイ：Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 2.0 x1×2●主なインターフェース：SATA 3.0×4、USB 3.0×4、USB 2.0×6● LAN：1000BASE-T×1●実売価格：9,500円前後
PCI-E＝ PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・滝 伸次
DDR3メモリに対応するH110搭載microATXマザー。低価格だがその分SATAやUSBのサポート数が少ない点に注意。使用用途に合えばコスト的に魅力のある1枚だ。
・編集部 遠山健太郎
メモリスロットが2本しかなく、SATA、USBなどのインターフェースも少ない。とくにディスプレイ出力がDsub 15ピンしかない点は環境を選ぶだろう。
■Micro-Star International
H110M PRO-VH
－1万円以下で購入できるDDR4メモリ対応モデル
Specification
●対応CPU：Core i7/i5/i3、Pentium ●メモリスロット：PC4-17000 DDR4 SDRAM×2（最大32GB）●ディスプレイ：HDMI ×1、Dsub 15ピン×1●拡張スロット：PCI-E 3.0 x16×1、PCI-E 2.0 x1×2●主なインターフェース：SATA 3.0×4、USB 3.0×4、USB 2.0×6● LAN：1000BASE-T×1●実売価格：9,000円前後
PCI-E＝ PCI Express、SATA＝ Serial ATA、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-A、SATA Express 1ポートはSATA 3.0 2ポートとしても使用可能
【ライターコメント】
・滝 伸次
メモリも含めて新規に低コストのSkylakeマシンを作成したい人は要注目の1枚。ただし２基のPCI Express x1スロットが2.0対応となるなど機能は低めなので注意したい。
・編集部 遠山健太郎
チップセットがH110なので、SATA 3.0ポートが4基でPCI Express x1スロットも2.0対応になるなどのマイナス面もあるが、用途に合えば低価格なので悪くない。
【問い合わせ先】
ASUSTeK Computer：info@tekwind.co.jp（テックウインド）／http://www.asus.com/jp/
Micro-Star International：web-jp@msi.com（エムエスアイコンピュータージャパン）／http://jp.msi.com/
ASRock：03-3768-1321（マスタードシード）／http://www.asrock.com/
GIGA-BYTE TECHNOLOGY：03-3350-5418（旭エレクトロニクス）／http://www.gigabyte.jp/
[Text by 滝 伸次]
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