パワレポ連動企画

最新ゲームと推奨GPUのトレンド～ビデオカード再入門その3～

【自作PC再入門（16）】

（2016/4/5 20:05）

DOS/V POWER REPORT 2016年5月号

　こだわりの自作PC専門誌「DOS/V POWER REPORT」の特集をほぼまるごと紹介するこのコーナーでは、「2016年5月号」の総力特集「10年前、5年前とはもはや別物！もう一度、PCをイチから作る。」を掲載する。

　第16回目では最近のPCゲームの推奨環境から、おすすめのGPUを紹介していく。

　本特集が掲載されているDOS/V POWER REPORT 2016年5月号は全国書店、ネット通販にて3月29日(火)に発売。総力特集のほか、コストパフォーマンスに優れたCPUクーラー定番のブランドを比較「超ハイコスパブランド品のデスマッチ！　サイズ製CPUクーラー最強位決定戦」、ここの予算を抑えて別のパーツに回したいのが人情「このご時世、ここでコストを抑えたい　アンダー1万円で探すお買い得電源」、サービス内容を確認して用途に合ったものを選ぼう「“どれでも一緒”は損します　フォトストレージ、どれ使ってる？」など、特別企画も満載。人気の連載記事、髙橋敏也氏による「髙橋敏也の改造バカ一台」や本Web連載中のAKIBA限定!わがままDIY＋の本編「わがままDIY」も掲載だ。

　今号の特別付録は2大小冊子。そのままでも、アレンジしても大満足！最新パーツはこう組み合わせろ!!「即戦力・自作PC作例集」と便利な資料、豆知識、自作カレンダーなどをいつも手元に「自作手帳2016 Googleカレンダー対応版」だ。

-もう一度、PCをイチから作る。-
このゲームが快適なGPUはこれだ!!～ビデオカード再入門その3～

予算とタイトルで賢く選択
このゲームが快適なGPUはこれだ!!

ビデオカード再入門 3．　ハイエンド一辺倒ではないPCゲーム環境

　最後に、最近の人気タイトルと推奨GPUのトレンドを見てみよう。ここ1年ほどのPCゲームは、独立系メーカーや基本プレイ無料系のゲームはGPU負荷が低く、グラフィックスに力を入れているビッグタイトルは推奨GPUがGTX 970クラスの準ハイエンドに設定される傾向にある。今回紹介するゲームのうち、最軽量の「World of Warships」以外は、すべて推奨GPUはGTX 960 ～ 970、また、ここ4、5年以内のミドルレンジGPU以上でないと必須環境を満たせない点に注意したい。

　ただ、最近のリアル志向の描画をウリにしたゲームでは、CPUの処理能力も大いに利用する。物理4コアでクロック高めのCPUと組み合わせてPC全体の性能バランスを高め、GPUの足を引っ張らない配慮も必要だ。

World of Warships

　「World of Tanks」の海戦版で、軍艦同士の戦いが描かれる。高画質以上だと海原の描写が非常に美しいが、それでも描画負荷は非常に低い。

　最新の内蔵GPUでも遊べるが、ぜひ安めのミドルレンジ以上の環境で楽しんでいただきたいところ。

GTX 750以上であれば、高や最高設定でもまったく怖くない。低～中設定は描写の手抜きが目立つため、あまりオススメできない
World of Warships：(C)2012-2015 Wargaming.net. All rights reserved.

STREET FIGHTER V

　人気格闘ゲームのPC移植版。プレイステーション 4版より濃厚な描き込みのおかげで推奨はGTX 960以上と高め。

　ローエンドGPU向けの軽量モードも用意されているが、かなり画質が粗くなる。

最新ミドルレンジGPUならフルHD＆最高設定でも十分60fpsキープが期待できる。重いと感じたら影やアンチエイリアスを落とそう
STREET FIGHTER V：(C)CAPCOM U.S.A., INC. 2016 ALL RIGHTS RESERVED.

ライズ・オブ・トゥームレイダー

　2014年に“リブート”した「トゥームレイダー」の続編。古代の遺物探しや遺跡探検というゲームの骨子は同じだが、グラフィックスがさらに強化。

　とくに今作で搭載された髪の毛の表現「ピュアヘア」が生み出すサラサラ感は必見。

ディビジョン

　廃墟と化したニューヨークを舞台にしたTPS。緻密な背景の作り込みやカメラで撮影したような効果を追加したリアルな画面は必見。

　ほかのプレイヤーとの共闘や対戦要素も両方楽しめる、2016年上半期注目のタイトルだ。

[Text by 加藤勝明]

【DOS/V POWER REPORT 2016年5月号は3月29日(火)発売】

★総力特集「10年前、5年前とはもはや別物！もう一度、PCをイチから作る。」
★特別企画「超ハイコスパブランド品のデスマッチ！　サイズ製CPUクーラー最強位決定戦」「このご時世、ここでコストを抑えたい　アンダー1万円で探すお買い得電源」「“どれでも一緒”は損します　フォトストレージ、どれ使ってる？」
★連載「最新自作計画～ガラスとLEDで“内部を見せる”マシン～」「自作初心者のための[よくある質問と回答]」「New PCパーツコンプリートガイド」「激安パーツ万歳!」「髙橋敏也の改造バカ一台」「PCパーツスペック＆プライス」「全国Shopガイド」「DOS/V DataFile」
★ 特別付録「そのままでも、アレンジしても大満足！最新パーツはこう組み合わせろ!!　即戦力・自作PC作例集」「自作手帳2016 Googleカレンダー対応版」(雑誌のみ別途付録、電子版では本誌巻末に収録)

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