買ってみたらこうだった!

GeForce GTX 1070に乗り換えでゲーム性能が倍になったぞ!GTX 770からアップグレード

ストリーファイターVは4K解像度で遊べるように、ダークソウル3は2,560×1,440で60fps維持

GALAX GeForce GTX 1070 HOF

 自宅のメインPCのビデオカードをGeForce GTX 770からGeForce GTX 1070にアップグレードしたので、性能がどれだけ変わったのか簡単に検証してみました。

 どちらのその世代の上の下といったポジションのモデルですが、3世代ぶりの買換えということもあって性能差は2倍以上!旧世代のカードで頑張っている方は買換えの価値大です。

白いGeForce GTX 1070カードにアップグレード、GeForce GTX 770から乗り換え

 購入したのはGLAXの「GeForce GTX 1070 HOF(GF PGTX1070/8GD5 HOF」。基板/クーラーともに白でまとめられたデザインが特徴的なモデルです。

 オーバークロック仕様のモデルで、動作クロックはコアが1,620MHz(ブースト時1,822MHz)、メモリが8,000MHz。搭載メモリはGDDR5 8GB。

 クーラーは3連タイプで、本体サイズ的にも重量級といった感じ。重量は約1.3Kgで、カードを支えるための棒も付属しています。

 GeForce GTX 1070 HOFは“白いPC”のレビューブラックライトのレビューで使用していたりしますが、性能をしっかり見るのは今回が初めてだったりします。

 自宅PCで元々使っていたのはMSIの「N770GTX Twin Frozr 4S 4G OC」で、GeForce 700シリーズでは性能もそこそこ良く、サイズ的にも扱いやすいカード。ただ、流石に最近のゲームを遊ぶには厳しくなってきたので、今回買換えとなりました。

元々使っていたMSIの「N770GTX Twin Frozr 4S 4G OC」
N770GTX Twin Frozr 4S 4G OCはそこそこのサイズで高性能と扱いやすいカードでした、GeForce GTX 1070 HOFはかなり大型

GeForce GTX 1070に乗り換えでゲーム性能は倍以上に!WQHD(2,560×1,440)/最高画質でゲームが遊べる

 それでは、GeForce GTX 770からGeForce GTX 1070への乗り換えでどれだけ性能が上がったのか、検証結果をお届けします。

 ビデオカード以外の構成は、Core i7-6700KにZ170マザーボード、メモリは32GBといった環境です。

 まずは定番の3DMark Fire StrikeとファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークから。両方ともにフルHD解像度でテストしています。

3DMark Fire Strike
GeForce GTX 770の結果
GeForce GTX 1070の結果

 3DMark Fire Strikeのスコアは、GeForce GTX 770の7,546に対し、GeForce GTX 1070は15,965という結果に。

 Graphis scoreの項目を比べてみると、GeForce GTX 770のスコアは8,351で、test1が40.12fps、test2が33.16fps。GeForce GTX 1070のスコアは19,423で、test1が93.11fps、test2が77,27fps。

 GPU性能的には2.5倍あるかないか位の性能差はありそうです。

ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク
GeForce GTX 770の結果
GeForce GTX 1070の結果

 ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークの結果は、GeForce GTX 770が8,060、GeForce GTX 1070が18,184。どちらもフルHDであれば最高品質でも十分に遊べる「非常に快適」の評価となっていますが、スコアは2倍以上の差が付いています。

ストリートファイターVで性能を比較、GeForce GTX 1070なら4Kでも行ける?

 ベンチマークでは2倍以上の性能アップとなりましたが、ここからは実際にゲームでテストしてみたいと思います。

 1本目はストリートファイターV。実は筆者が今年一番遊んだPCゲームでもあり、GeForce GTX 770だとフルHD/最高画質で遊ぶには若干重いんだよな~と思ったことがGeForce GTX 1070を購入するきっかけだったりします。

ストリートファイターV(解像度1,920×1,080/最高画質)
GeForce GTX 770
GeForce GTX 1070

 フルHDでの比較ですが、どちらも60fpsに……。別のレビューの撮影などのために3ヶ月ほどゲームは休んでいたのですが、その間にゲームがアップデートされ、最適化が進んだようです。以前はGeForce GTX 770では60fpsでなかったんだよ……、買い換える意味無かったか……。

 なお、どちらもロードが入るタイミングや、画面の切り替わり時に一瞬60fpsから落ちることがありますが、試合中は60fps張り付き。快適に遊べました。

ストリートファイターV(解像度2,560×1,440(NVIDIA DSRを利用)/最高画質)
GeForce GTX 770
GeForce GTX 1070

 フルHDでは性能差がでなかったので、NVIDIAのDSR機能を使い、WQHD(2,560×1,440)相当の解像度を作って性能を比較してみました。

 平均フレームレートはGeForce GTX 770が約44fps(平均値)、GeForce GTX 1070が約59fps(平均値)。

 GeForce GTX 770はフレームレート自体はそこそこ出ている感じですが、WQHD解像度の処理は負荷的に重すぎるようで、画面が常時スローがかかったような状態になります。まともに遊べないので、GeForce GTX 770でストリートファイターVが遊べるのはフルHDまでと考えていた方がよさそう。

 GeForce GTX 1070はまれに60fps割り込む程度なので、WQHD解像度でも最高画質で十分遊べます。

ストリートファイターV(解像度3,840×2,160(NVIDIA DSRを利用)/最高画質)
GeForce GTX 770
GeForce GTX 1070

 せっかくなので、DSRで4K(3,840×2,160)相当の解像度を作ってデータをとってみました。結果はGeForce GTX 770が約22fps(平均値)、GeForce GTX 1070が約46fps(平均値)。

 こちらもGeForce GTX 770は処理が重すぎてゲームがスローになりまともに遊べず、さすがにGeForce GTX 1070でもちょっと重いという結果になりました。

 ちなみに、画質を最高から高に落とすと、GeForce GTX 1070であれば常時60fps前後となるので、4K解像度で十分遊べます。

ダークソウル3にピッタリなGeForce GTX 1070、WQHD(2,560×1,440)/最高画質でも余裕の60fps

 2本目のゲームはダークソウル3。Geforce GTX 770では重いかな~と思い手を出していなかったゲームなので、GeForce GTX 1070に買い換えた価値があるといえる結果が出て欲しいところ。

ダークソウル3(解像度1,920×1,080/最高画質)
GeForce GTX 770の結果
GeForce GTX 1070の結果

 フルHD解像度での比較ですが、GeForce GTX 770が約51fps(平均値)、GeForce GTX 1070が約60fps(平均値)。

 GeForce GTX 1070は常時60fpsといった感じなので、グラフィックを楽しむという面でかなり気持ちが良いです。性能に余裕があるので、負荷が高そうなシーンでも60fpsを割り込むことがありません。

ダークソウル3(解像度2,560×1,440(NVIDIA DSRを利用)/最高画質)
GeForce GTX 770の結果
GeForce GTX 1070の結果

 GeForce GTX 1070に余力がありそうだったので、DSRでWQHD(2,560×1,440)相当の解像度を作成して比較してみました。結果はGeForce GTX 770が約39fps(平均値)、GeForce GTX 1070が約60fps(平均値)。

 GeForce GTX 1070はほぼ60fps維持で、ごく希に1~2fps落ち込むことがある程度。WQHD/最高画質/60fpsで遊べるので、WQHD解像度でダークソウル3を遊ぶためにGeForce GTX 1070を買うのはアリといった感じです。

 といったところで今回の検証は終了。さわっている感じからすると、GeForce 700シリーズ以前のカードを使っている場合、GeForce GTX 1070に買い換える価値はかなりありそう。

 体感出来るレベルで性能が違うので、年末年始にビデオカードのアップグレードを検討している人にはお勧めです。