買ってみたらこうだった!

鑑賞用としては至高の逸品?金属製ブレード採用のケースファン

Vortex Fan Aluminum Series(※ファンガードを取り外した状態)

 どーも、こんにちは。最近は多忙な提督生活を送っている瀬文茶です。今回はCPUクーラーメーカーとして知られるPROLIMA TECHブランドの一風変わった140mmファンを買ってみました。

他に類を見ない?金属製ファンブレード採用ケースファン

 今回購入したのはPROLIMA TECHの140mmファン「Vortex Fan Aluminum Series」のRED LEDモデルです。購入金額は3,680円。ケースファンとしてはかなり高価な製品ですね。

 このファンの特徴は、ファンブレードが金属製であるということです。13枚羽根のファンブレードは非常に薄いアルミニウム合金製で作られています。このファンブレードの採用により、同社が販売している140mm角ファン「Blue Vortex 14」より風量・静圧とも優れたパフォーマンスを実現したとうたわれています。

 ファンのスペックは、回転数1,600rpm、風量127CFM、静圧1.8mm H2O、ノイズレベル28dBAとなっており、140mm角ファンのスペックとしては、それほど傑出したものであるという印象はありません。電源コネクタはファン用の3pinタイプで、PWM制御には対応していませんが、同梱されている抵抗ケーブルを用いることで回転数を1,200rpm、900rpmに変更できます。

薄く鋭いアルミ合金製ファンブレード、切れ味が良さそう…
フレームは半透明の樹脂製。吸気側にはファンガードを標準搭載
電源コネクタはファン用3pinコネクタを採用
ファンの中心部分
付属品
回転数変更用に900rpm用と1200rpm用の抵抗ケーブルを同梱


直進性のあるエアフローが特徴、動作音は大きめ

回転してしまうとせっかくの金属製ファンブレードも視認不可
赤色LEDの輝度は控えめ

 このファンを買った理由は、ファンブレードがアルミ製であるということ一点のみで、性能に関しては特に気にしていませんでした。だって、こういうものは、かっこ良ければそれで良いと思うのです!

 ただ、誤算というか、まぁ当然の話ではあるのですが、ケースファンとして動作させると、ファンブレードは高速で回転するので、金属らしいぬらりとした光沢を持つファンブレードの造形を愉しむことは出来ません。また、今回購入したものは赤色LEDを4つ搭載しているのですが、LEDの輝度は控えめで、光物としての自己主張も今一つ。ケースファンとして使ってしまうと、見た目の美しさが愉しめないというのは大変残念です。

 ケースファンとして動作させた時の感触としては、エアフローの直進性が優れているようでした。吸気側のファンとして利用すれば、多少離れた位置にあるパーツに対しても、しっかりと風を当ててやることが出来そう。使いどころ次第では、ケースのエアフロー改善に一役買うかもです。

 動作音については、標準状態の1,600rpmだと風切り音がかなり大きく、1,200rpmに絞っても風切り音は耳につきます。900rpmまで絞れば風切り音はだいぶ改善されるものの、静粛性に優れていると言えるほどのレベルまでには届かないという印象。


実用よりは鑑賞用?コレクターズアイテムなケースファン

ファンガードを取り外しクーラーに装着。いいですねぇ、実にいい…

 直進性のあるエアフローという魅力はあるものの、実用的には3,680円という価格に見合う魅力があるとは言い難いですね。わざわざアルミ合金製のファンブレードを搭載したのだから、樹脂製ファンブレードのケースファンより優れたパフォーマンスがあるはず!と思って買うと、ちょっとがっかりしてしまうかもです。

 筆者の場合、アルミ合金製ファンブレードを持つこのファンをヒートシンクに取り付け、その見た目を愉しむという鑑賞目的で購入しているので、性能に関してはこれでも別に構わないのです。

 ただ、PWM制御のサポートして、最低回転数をもう少し抑えて静音動作が実現すれば、見た目と実力を兼ね備えたファンになっていただけに、ちょっと惜しいところであります。

(瀬文茶)