買ってみたらこうだった!

Socket AM1で復活した「Athlon」をさっそく殻割りしてみた

Socket AM1用「Athlon」/「Sempron」

 どーも、こんにちは。「春眠暁を覚えず」な瀬文茶です。まったく、目覚まし時計の造反には困ったものです。

 さて、去る4月8日、「Socket AM1」という新ソケットを引っ提げ、AthlonとSempronがAPUとして華麗な復活を遂げました。という訳で早速、ヒートスプレッダを取り払い、分厚い金属の仮面に隠されたSocket AM1 APUの素顔を覗いてみました。

“ヒートスプレッダを取り払うに相応しい”と選ばれたAPUは……

 現在、Athlon 2製品とSempron 2製品の計4製品がラインナップされているSocket AM1対応APU。

 とりあえず全製品を購入してみましたが、今回殻割りを行ったのは上から二番目の「Athlon 5150」です。GPUやCPUのスペック的に、「Athlon 5350」の完全な下位互換だからというのが、殻割りする(=壊れるリスクを冒してもいい)APUに選んだ理由です。

殻割りしたAthlon 5150。4つのCPUコアにGPU、チップセット機能までをも統合したSoCとは思えないほど小振りなコアが顔を覗かせています。
APUのダイとヒートスプレッダ間の熱伝導をサポートするTIMはサーマルグリス。低消費電力かつ低発熱なKabiniにとっては当然の仕様と言えます。
グリス除去後。シールされている箇所と基板上の実装部品はだいぶ距離があるので、これならチップをポロリさせることなく、楽に殻割りできますね。

Socket FM2+対応APUとの比較

Athlon 5150(左)とA10-7700K(右)の殻割りAPU同士の比較
こちらは殻割りしていないAthlon 5350(左)とA10-7850K(右)の比較。なんだかギュッと濃縮された感じで、とても可愛らしいですね。