借りてみたらこうだった!

Core 2環境から移行しよう!この夏お勧めのGIGABYTE製マザーボード

 AKIBA PC Hotline!では、今年も多数のGIGABYTE製マザーボードを紹介しており、当コーナーのミニレビュー「借りてみたらこうだった!」でも複数のモデルを紹介しています。

 今年発売されたモデルだけでもかなりの数になるので、発売された製品を振り返る意味も込め、この夏、新規PCを組む際にお勧めのGIGABYTE製マザーボードをご紹介したいと思います。

 今回のテーマは「Core 2世代などの旧世代からの移行」。旧環境から最新のPC環境に移行することを目的に、手堅くスタンダードなモデルをチョイス。高品質なモデルを中心に、コストや用途を考慮して計6製品を選んでみました。

 旧環境からの移行を考えている方は、この夏にGIGABYEのマザーボードで1台PCを組んでみるのはいかがでしょうか。


品質重視のスタンダードモデル、質実剛健なマザーを求める人向けの「GA-Z97X-UD3H」

GA-Z97X-UD3H(税込14,500円前後)

 GA-Z97X-UD3Hは、GIGABYTE製Z97マザーボードでは最も品質とコストのバランスに優れたモデル。

 上位モデルと同じく2倍銅箔層の基板を採用し、超耐久をうたうブラック個体コンデンサを使用した品質重視の設計。搭載機能がプレーンな構成かつ安定性を重視した、GIGABYTEの王道モデルといった仕様になっています。

背面パネル、映像出力はDVI・HDMI・VGAを備える。
採用コンデンサは全て高耐久の「ブラック個体コンデンサ」。
LANはIntel製チップ「I217-V」を採用。
M.2やSATA Expressもサポート。
いざという時に安心な「DualBIOS」仕様。
パッケージ。
拡張スロット搭載機能
PCI Express x16×1DVI-I×1/HDMI×1/VGA×1
PCI Express x16(x8動作)×18chサウンド(Realtek ALC1150)
PCI Express x16(x4動作)×11000BASE-T LAN(Intel I217-V)
PCI Express x1×3M.2×1/SATA Express×1
PCI×16Gbps SATA×6
DDR3 DIMM×4-

 LANにはIntelチップを採用、BIOSは万が一破損してしまった際に保険になるDualBIOS仕様とこちらも安定性重視の構成。オンボードデバイスはM.2やSATA Expressなど最新の機能もサポート。安定性重視で手堅いマザーボードを求めるユーザーにお勧めの一枚。

製品情報

GA-Z97X-UD3H
http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4960#ov


ゲーム向けでコストも品質もこだわりたい人向けの「GA-Z97X-Gaming 3」

GA-Z97X-Gaming 3(税込11,500円前後)

 GA-Z97X-Gaming 3は、ゲーミング向けモデルではコストパフォーマンスに優れるモデル。

 LANやサウンドにゲーム向けの機能を搭載し、高耐久をうたうCPUソケットやコンデンサを採用した、コストを抑えつつも搭載機能や品質も意識した仕様になっています。

背面パネル、映像出力はDVI・HDMI・VGAを備える。
LANは「Qualcomm Atheros Killer E2201」を採用。
サウンド機能は同社「AMP-UP Audio」準拠のゲーミング仕様。
M.2やSATA Expressもサポート。
いざという時に安心な「DualBIOS」仕様。
パッケージ。
拡張スロット搭載機能
PCI Express x16×1DVI-I×1/HDMI×1/VGA×1
PCI Express x16(x8動作)×18chサウンド(Realtek ALC1150)
PCI Express x16(x4動作)×11000BASE-T LAN(Qualcomm Atheros Killer E2201)
PCI Express x1×3M.2×1/SATA Express×1
PCI×16Gbps SATA×6
DDR3 DIMM×4-

 LANにはゲーム向けでは定番のQualcomm Atheros Killer E2201チップを採用。サウンド機能は「GIGABYTE AMP-UP Audio」に準拠しており、Creativeのソフトウェアスイート「Sound Blaster X-Fi MB3」に対応。付属の「Game Controller」ユーティリティを利用することで、一般的なキーボードやマウスでもマクロを設定したり、DPIをリアルタイムで切り替える「スナイパーモード」などの機能を利用することができる。コスト重視でゲーミングマザーを選びたいユーザーにお勧めの一枚。

製品情報

GA-Z97X-Gaming 3
http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4966#ov


品質重視でちょっと贅沢をしたい人向けの「GA-Z97X-UD5H-BK」

GA-Z97X-UD5H-BK(税込23,000円前後)

 GA-Z97X-UD5H-BKは、168時間の耐久試験をクリアして出荷される品質を最重要視した「BLACK EDITION」シリーズのモデル。

 搭載パーツは全て耐久性能を重視したもので構成され、基板は2倍銅箔層仕様のものを採用。最新の機能を搭載しつつ、品質面にコストがかけられたGIGABYTE製マザーボードの上位モデルです。

背面パネル、映像出力はDVI・HDMI・VGAを備える。
OC向けマザーの機能も基板上に一部搭載。
LANは「I217-V」と「Killer E2201」のデュアル構成。
冷却性を重視した新設計のヒートシンクを搭載。
M.2やSATA Expressもサポート。
パッケージ。
拡張スロット搭載機能
PCI Express x16×1DVI-I×1/HDMI×1/VGA×1
PCI Express x16(x8動作)×18chサウンド(Realtek ALC1150)
PCI Express x16(x4動作)×11000BASE-T LAN×2(Intel I217-V/Qualcomm Atheros Killer E2201)
PCI Express x1×2M.2×1/SATA Express×1
PCI×26Gbps SATA×6 + 6Gbps SATA×2(Marvell 88SE9172)
DDR3 DIMM×4-

 品質重視の仕様ながら、BIOSの切り替えスイッチや電圧測定ポイントを備えるなど、オーバークロック向けマザーボードの機能を一部搭載。LANはIntel I217-VとQualcomm Atheros Killer E2201のディアルLAN仕様。品質や安定性を重視しつつも、オーバークロックやゲーム向けの機能も取り入れた、手堅く遊べるモデル。また、「Black Edition」シリーズは購入者を対象にしたメンバーズクラブも用意されており、今年10月にはCPUや液晶ディスプレイなどがプレゼントされる抽選会も予定されている。ワンランク上の質を求める、ちょこっと贅沢をしたい人にお勧めの一枚。

製品情報

GA-Z97X-UD5H-BK
http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4978#ov
Black Edition メンバーズクラブ
http://blackedition.gigabyte.com/


コストを重視しで手堅いマザーを選びたい人向けの「GA-H97-D3H」

GA-H97-D3H(税込8,700円前後)

 GA-H97-D3Hは、高耐久パーツを採用しつつもH97を採用する分コストパフォーマンス面に優れるモデル。

 同社のH97搭載マザーのスタンダードモデルでは最上位に位置する製品で、PCIスロットが×3基と古めの拡張カードを複数枚使用することも想定したモデルになっています。

背面パネル、映像出力はDVI・HDMI・VGAを備える。
PCIスロットは×3基構成。
LANはIntel製チップ「I217-V」を採用。
いざという時に安心な「DualBIOS」仕様
M.2やSATA Expressもサポート。
パッケージ。
拡張スロット搭載機能
PCI Express x16×1DVI-I×1/HDMI×1/VGA×1
PCI Express x16(x4動作)×18chサウンド(Realtek ALC1150)
PCI Express x1×21000BASE-T LAN(Intel I217-V)
PCI×3M.2×1/SATA Express×1
DDR3 DIMM×46Gbps SATA×6

 廉価モデルながら、上位モデルと同じくCPUソケットは金メッキ5倍の高耐久タイプのものを採用。コンデンサは全て固体コンデンサ。LANチップにはIntel I217-Vを採用し、BIOSも上位モデルと同じくDualBIOS仕様と、安定志向のつくり。また、M.2やSATA Expressなどにも対応しており、最新の機能もしっかりとサポート。コストを抑えつつも品質を気にしたい人にお勧めの一枚。

製品情報

GA-H97-D3H
http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4962#ov#ov


4K対応のDisplayPort搭載、小型のAVPCが組みたい人向けの「GA-Z97N-Gaming 5」

GA-Z97N-Gaming 5(税込18,000円前後)

 GA-Z97N-Gaming 5はゲーミングモデルではあるものの、AVPC向けの仕様も満たしたモデル。

 DisplayPortによる3,840×2,160(60Hz)出力をサポートし、サウンドもオーディオ用コンデンサやアンプを搭載するなど、ゲーム向けの機能だけでなく、実はAVPC向けの機能も備えた仕様になっています。

背面パネル、映像出力はDisplayPort・DVI・HDMIを備える。DisplayPortは4K対応。
サウンド回路にはニチコン製オーディオ用コンデンサを搭載。
内部SATAは5ポート。
搭載コンデンサは高耐久をうたう「ブラック個体コンデンサ」。
LANは「Qualcomm Atheros Killer E2201」を採用。
パッケージ。
拡張スロット搭載機能
PCI Express x16×1DisplayPort×1/DVI-I×1/HDMI×1
mini PCI Express×1(無線LANで使用)1000BASE-T LAN(Atheros Killer E2201)
DDR3 DIMM×28chサウンド(Realtek ALC1150)
-IEEE 802.11 a/b/g/n/ac無線LAN + Bluetooth 4.0
-SATA(6Gbps)×5/eSATA×1

 小型マザーながら6Gbps SATA×5 + eSATA×1とストレージの拡張性も十分。LANはゲーム向けのQualcomm Atheros Killer E2201を搭載。VRM/チップセットには専用のヒートシンクを搭載し、オーディオ以外の部分に採用されているコンデンサは高耐久の「ブラック個体コンデンサ」を採用するなど、安定性や耐久性も意識した設計。コンパクトかつ4K出力にも対応したAVPCを作りたい人向けの一枚。

製品情報

GA-Z97N-Gaming 5
http://www.gigabyte.com/products/product-page.aspx?pid=4999#ov


小型でハイパフォーマンスなゲーミングPCが作りたい人向けの「GA-F2A88XN-WIFI」

GA-F2A88XN-WIFI(税込9,700円前後)

 GA-F2A88XN-WIFIはAPUの最上位モデルも搭載可能なMini-ITXマザーボード。

 最小クラスのゲーミングPCやビデオカードレスのゲーミングPCを作りたい場合、現状最適解となるのがAPU搭載PC。Intel環境向けと同じく、搭載パーツは耐久性を重視したものが採用されており、長期安定動作も意識した仕様になっています。

背面パネル、映像出力はDVI×1・HDMI×2を備える。
VRMにはしっかりとヒートシンクを搭載。
無線LANはIEEE 802.11 ac対応のカードを搭載。
採用コンデンサは全て固体コンデンサ。
いざという時に安心な「DualBIOS」仕様。
パッケージ。
拡張スロット搭載機能
PCI Express x16×1DVI-I×1/HDMI×2
mini PCI Express×1(無線LANで使用)1000BASE-T LAN(Realtek GbE LAN)
DDR3 DIMM×28chサウンド(Realtek ALC892)
-IEEE 802.11 a/b/g/n/ac無線LAN + Bluetooth 4.0
-SATA(6Gbps)×4

 1万円以下の手頃な価格のモデルながら、VRM部分にはしっかりとヒートシンクを搭載し、コンデンサも全て固体コンデンサを採用するなど、手堅い設計のモデル。また、標準でIEEE 802.11 ac対応の無線LANモジュールを搭載し、6Gbps SATAを4ポート備えるなど、一般用途向けにも扱いやすい仕様。コンパクトなMini-ITXケースで高性能なゲーミングPCを作りたい人にお勧めの一枚。

製品情報

GA-F2A88XN-WIFI
http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4745#ov