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独自機能が満載のGeForce GTX 1080がGIGABYTEから登場、早くも品薄に

新構造クーラーや内部HDMI搭載の「Xtreme Gaming Premium Pack」

 3基のファンが重なり合うユニークな冷却システムのGIGABYTE製GTX 1080カード「GeForce GTX 1080 Xtreme Gaming Premium Pack(GV-N1080XTREME-8GD-PP)」が発売された。VR用の内部HDMI端子と、HDMIベイパネルも用意されている。

 店頭価格は税抜き99,980円(税込107,978円)で、販売ショップはツクモパソコン本店(売り切れ)、ツクモeX.パソコン館(同)、BUY MORE秋葉原本店ドスパラパーツ館など。各ショップとも入荷数は非常に少なく、すでに売り切れているショップもある。

GIGABYTEオリジナルの「WINDFORCE stack 3X」が搭載、VR向けの5インチベイユニットが付属

 この製品は、GeForce GTX 1080を搭載したオーバークロックタイプのビデオカード。クーラーはGIGABYTEオリジナルの「WINDFORCE stack 3X」が搭載されている。

 WINDFORCE stack 3Xは、ブレードの表面に「3Dストライプカーブ」を施した3基のファンや、フィンを曲げること放熱面積を広げた「ANGULAR FIN」、中心に「ホローパイプ」を通して放熱性能を高めた「コンポジットヒートパイプ」などで構成。

 特にユニークなのは3基のファンのレイアウト。カードを表面から見ると、左右サイドのファンが上(手前)に、中央のファンが下(奥)にあり、ブレードが部分的に重なり合っているのが分かる。GIGABYTEによれば、このレイアウトでは、エアフローが拡大してヒートシンク全体を冷却するため、放熱効率が最大化するという。

 さらに、中央のファンのみ逆回転するというファン制御もユニーク。これによりエアフローを最適化し、より低い温度での高いパフォーマンスを実現するとしている。

 また、VR向けの映像インターフェイス「Xtreme VR Link」を備えているのも特徴。カードの後部(ブラケットの反対側)に2基の内部HDMI端子が装備されており、付属の5インチベイパネルと接続することで、PCケースの前面にHDMI端子を持ってくることができる。

 このフロントHDMI端子により、VRヘッドセットの着脱が簡単に行なえるので、1つのヘッドセットをPCと他の機器で使い回す時などは重宝しそう。ベイパネルには2基のUSB 3.0ポートも装備されている。

 なお、Xtreme VR Linkを使用する場合は「VRモード」になり、ブラケット部の2基のDisplayPortは使用できなくなる。VRモードと標準モードは、PC起動時の出力状態により自動的に設定されるという。

 コアクロックは、OCモード時がベース1,784MHz、ブースト1,936MHz、Gamingモード時がベース1,759MHz、ブースト1,898MHz。搭載メモリはGDDR5X 8GBで、クロックはOCモード時が10,416MHz、Gamingモード時が10,211MHz。

 カードサイズは56×289×138mm。ブラケット部の映像端子はDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1、DVI-D×1。外部電源端子は8ピン×2。

 付属品は、Xtreme VR Link用の5インチベイパネルとブラケット、ゲーミングマウスパッド「XMP300」、ロゴ入りSLIブリッジ・リストバンド・ステッカーなど。

 国内代理店のCFD販売によると、Xtremeゲーマークラブに入会したうえで、製品登録をするとメーカー保証が4年になるという。

[撮影協力:BUY MORE秋葉原本店ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館]