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機能豊富で安価なX99マザー「X99 Taichi」がASRockから登場

Fatal1tyブランドのゲーム向けモデルも同時発売、SLI HB Bridge付き

 ASRockからX99マザーボードの新製品「X99 Taichi」と「Fatal1ty X99 Professional Gaming i7」が発売された。店頭価格(以下、全て税込表記)は前者が33,000円前後、後者が39,000円前後と、X99搭載製品としては安価な部類に入り、どちらの製品にもGeForce GTX 1080/1070用の新しいSLIブリッジ「SLI HB Bridge」がバンドルされているのがポイントだ。

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低価格でもIEEE802.11ac無線LANやデュアルGbEを搭載する「X99 Taichi」白と黒のカラーリングが目を惹くデザイン

 X99 Taichiは、上位モデルと同等のスペック、機能ながら価格を抑えたというコストパフォーマンス重視のLGA2011-v3搭載のATXマザーボード。Haswell-EコアやBroadwell-EコアのCore i7はもちろん、Xeon E5-2600 v4/1600 v4ファミリーにも対応している。

 製品名の「Taichi」は中国の思想で万物の根源である「太極」からとられており、分野にとらわれず絶対的で無限の可能性を表すということから、あらゆる用途に対応するオールラウンドなマザーボードを意味しているという。

 見た目はシンプルながら機能は豊富で、ASRockのハイエンド製品が採用する12基のデジタルPowerフェーズや8層の高品質PCB、金属で強化されたPCIe Steel Slotに加え、IntelコントローラによるデュアルギガビットLAN、最大433bpsで通信可能な802.11ac無線LAN、USB 3.1 type-Cなどを搭載している。

 スロット数はPCIe x16×3(x16/x16/x0、またはx16/x8/x8で動作 ※40レーンCPU使用時)、PCIe x1×2、M.2×1(無線LAN専用、装着済み)、Ultra M.2×2(PCIe×4対応)、DDR4 DIMM×8(128GB、DDR4-3300(OC)まで)。

 主な搭載機能・インターフェイスは1000Base-T LAN×2(Intel I218V+I211AT)、6Gbps SATA×10、SATA Express×1、USB 3.1 Type-C×1、USB 3.1 Type-A×1、USB 3.0×5(I/Oパネル部3ポート、フロントピンヘッダ2ポート)、USB 2.0×7(I/Oパネル部3ポート、フロントピンヘッダ4ポート)、8chサウンドなど。

ゲーマー向けの姉妹モデル「Fatal1ty X99 Professional Gaming i7」

 Fatal1ty X99 Professional Gaming i7は、ASRockのゲーム向けブランド「Fatal1ty」に属するマザーボード。基板レイアウトはX99 Taichiと同じだが、カラーリングの違いによりイメージは異なる。

 X99 Taichiとの違いとしては、基板上に電源ボタンなどが用意されているほか、サウンド拡張機能「Creative Sound Blaster Cinema 3」や、ゲーム向けマクロ機能「Key Master」、ハードウェアチューニングプログラム「F-Stream」などを搭載し、ストリーミング配信ソフト「XSplit Broadcaster」の3ヶ月間プレミアムライセンスがバンドルされている。

 このほか、USB 3.0が8ポート(I/Oパネル部4ポート、フロントピンヘッダ4ポート)に、USB 2.0が6ポート(I/Oパネル部2ポート、フロントピンヘッダ4ポート)に変更されている点も異なる。

 その他の基本仕様はX99 Taichiと同様。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館BUY MORE秋葉原本店]