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PCパーツメーカー7社の合同イベント、CFD PC DIY フェス2016が開催

各メーカーステージセッションも実施

 9月19日(月)にPCパーツ、周辺機器メーカー7社が集まる合同イベント「CFD PC DIY フェス2016」が開催された。

 場所は秋葉原UDXの4階で、当日は各メーカー最新製品の展示を行ったほか、ステージにて製品のポイントや今後の動向などを解説するセッションも行われた。

 それでは展示品を中心にメーカー毎にイベントの様子を紹介しよう。

ASRockはMini-STX」採用の小型PCや高品質マザーボードをアピール

新フォームファクタ「Mini-STX」採用の小型PC「DeskMini 110」。
プレゼンでは「DeskMini 110」のポイントやX99 Taichiの特徴などを解説。
ASRockのクリス氏、この日はプレゼンを担当。
マザーボードはASRockの現行モデルの中から高パフォーマンスなモデルが展示されていた。
門馬 ファビオ氏が作成したMOD PCも展示、マザーボードはX99 Taichiが使用されている。
ASRockのカレン氏も製品をアピール。

 ASRockは現行マザーボードの高パフォーマンスモデルや、小型PCなどを展示。門馬ファビオ氏が作成したMOD PCも展示されていた。

 MOD PCは同社のX99 Taichiのデザインを活かしたものになっており、完成度の高い仕上がり。プレゼンではマザーボードに採用されている高品質コンポーネントSuper Alloyや、新フォームファクタ「Mini-STX」採用の小型PC「DeskMini 110」のポイントなどが解説された。

ASUSTORはPCレスで簡単に操作/設定が簡単な同社製NASを紹介

Core i3搭載のハイエンドNAS「AS7010T」と4K出力対応の「AS6104T」。
アプリケーションの追加やPCレスでの操作/設定が可能な同社のNAS用OS「ADM 2.4」。
プレゼンを行ったASUSTORのアレン氏。
プレゼンでは同社製NASのパフォーマンスの高さをアピール。
日本向けモデルの取り組みとしてDTCP-IP/DTCP+対応への取り組みも紹介された。
ASUSTORのブースには4ベイ対応の「AS1004T」と2ベイ対応の「AS3202T」も展示されていた。

 ASUSTORは同社製NASの最新モデルの展示のほか、同社製NASに搭載されたOS「ADM 2.4」の利便性の紹介や、映像配信のリアルタイムデモなどを行っていた。

 プレゼンでは、同社製NASの特徴やパフォーマンス面での優位性、日本向けにDTCP-IP/DTCP+対応への取り組みを行っていることや、アプリケーションの機能なども紹介された。また、ASUSグループのNAS専業メーカーである点もアピールされていた。

OCメモリの特徴やCFD販売との協業の紹介を行ったMicron

MicronのOCメモリ「Ballistix」シリーズ。CFD販売パッケージの製品が10月頃から流通予定。
こちらはCFD販売パッケージのCrucialメモリ。SO-DIMMなどもラインナップされており、こちらは販売中。
プレゼンではCFD販売との取り組みに関しても紹介された。
プレゼンを行ったMicronのジェレミー氏。
Ballistixメモリに関しては今後登場予定の高クロック品のロードマップも紹介された。
Crucial製SSDの最新モデル「MX300」も展示。

 Micronはメモリを中心に展示やプレゼンを展開。Crucialからブランドが独立した「Ballistix」のメモリの紹介や、CFD販売との協業が紹介された。

 プレゼンでは、CFD販売パッケージのCrucialメモリなど、CFD販売との取り組みが紹介され、BallistixのメモリもCFD販売パッケージが近日登場予定。Ballistixのメモリに関しては、今後エントリーの「Sport」はDDR4-2666対応品、ハイエンドの「Elite」ではDDR4-3400対応品が計画されていることも紹介された。

GIGABYTEはGeForce GTX 1060搭載カードやVR対応などをアピール

17cm長とコンパクトな「GeForce GTX 1060 Mini ITX OC 3G(GV-N1060IXOC-3GD)」。
プレゼンではMini-ITX環境で扱いやすい点などがアピールされていた。
プレゼンを行ったGIGABYTEのセン氏。
ブースには「GeForce GTX 1060 Xtreme Gaming 6G(GV-N1060XTREME-6GD)」と「GeForce GTX 1060 G1 Gaming 6G(GV-N1060G1 GAMING-6GD)」も展示されていた。
同社製ゲーミングデバイスも試遊できる状態で展示。
GIGABYTEブースにはVR体験スペースも用意されていた。

 GIGABYTEはGeForce GTX 1060搭載カードのほか、同社製ゲーミングデバイスなどの展示が行われ、来場者がVRを体験できるスペースも用意されていた。

 プレゼンでは、同社製GeForce GTX 1060搭載ビデオカードの特徴を解説。「XTREAME GAMING」や「G1 GAMING」などのシリーズ毎の機能の違いや、Mini-ITX向けモデルの小型カードの特徴などを紹介。ユーザーのニーズに合わせたモデルを用意していることなどがアピールされていた。

Western Digitalは5色展開されているHDDのほか、TV番組録画向けHDDを紹介

同社製HDDの主要シリーズを一挙に展示。
TV録画向けに販売されているWD製HDDと玄人志向のクレードルのセットパッケージ。
Western Digitalの宮本氏(左)と安田(氏)。プレゼンは安田氏が行った。
プレゼンでは同社の圧倒的なシェアの高さも紹介。
プレゼンではNAS関連メーカーが一同に集まるNAS EXPO 2016 秋の開催も告知された。

 Western Digitalは用途別に5色展開されているHDDのほか、TV録画向けHDD「WD AV-GP」を展示。玄人志向から販売されているHDDとクレードルのセット「かんたんTV録画キット」なども紹介されていた。

 プレゼンでは、同社製HDDが市場の約5割のシェアを持っている最大手である点や、WDシリーズのラインナップ毎の特徴の違いなどを解説。10月8日(土)に開催されるNAS EXPO 2016 秋の開催告知なども行われた。

玄人志向は「サングラス男」が製品を解説、今後のトレンド予測も

玄人志向ブースでは同社が取り扱うビデオカードや電源、USB 3.1対応製品などの展示が行われていた。
プレゼンを行った「サングラス男」。
電源のトレンドを紹介。
玄人志向ブランドの電源のポイントを解説。
USBの電源供給は今後15Wが主流になる?
USB 3.1(PCIe 3.0x2レーン接続)カードやUSB Type-C対応HDDケースなどの発売を予告。

 玄人志向は同社の顔となっている「サングラス男」が製品を紹介。プレゼンだけでなく、ブースでも製品の解説を行っていた、ブースには同社が取り扱うビデオカード、電源、USB 3.1対応機器などが展示されていた。

 プレゼンでは電源とUSB関連のトレンドなどを解説。電源は105℃コンデンサ採用やシングルレーン出力しようなど、現在のトレンドのほか、同社製電源のポイントを紹介。USB関連の話では、今後USB 3.1の電源供給は15Wが主流になるのではないかといった予想や、今後発売を予定している製品などが語られた。

NVIDIAとその他会場の様子

 NVIDIAはステージでのセッションのに行い、PASCALアーキテクチャ採用GPUの解説や、プロゲーマーを招いてのデモなどを実施。

 このほか、会場来場者にはメイド喫茶「ぴなふぉあ」のスタッフからドリンクの無料配布が行われたほか、各メーカーのセッションの後にはじゃんけん大会も実施され、盛況となっていた、

NVIDIAの高橋氏。
NVIDIAのプレゼンではPASCALアーキテクチャの紹介が行われた。
NVIDIAの谷口氏。この日はプロゲーマーのプレイの解説などを行った。
製品展示ブースの様子。
各メーカーのセッションの後にはじゃんけん大会が行われ、こちらも盛況だった。
この日はメイド喫茶「ぴなふぉあ」のスタッフがドリンクの無料配布サービスを実施。

[撮影協力:CFD販売]