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HTC Viveでハンドトラッキングが実現できるステレオカメラが発売

開発者向けの「Ovrvision Pro」、Oculus Riftにも対応

 VRヘッドマウントディスプレイに装着してハンドトラッキングを実現するステレオカメラ「Ovrvision Pro(OVRPROWIZ)」がアスクから発売された。メーカーはしのびや.com。

 店頭価格は税込49,800円前後。販売ショップはツクモVR.

映像内の物体を指で操作したりするハンドトラッキングや没入型ARを実現

 Ovrvision Proは、VRヘッドマウントディスプレイを拡張するUSB 3.0接続カメラ。HMDの前面に装着することで、映像内の物体を指で操作したりするハンドトラッキングや、没入型ARを実現する。対応デバイスはHTCの「Vive」とOculusの「Rift」。

 USB 3.0の採用により、高フレームレートや低遅延を実現。最高解像度は両眼で2,560×1,920ドット。解像度は7段階で、VRから組み込み用途まで対応するという。

 また、水平115度、垂直105度の超広角レンズを採用するほか、WDR(Wide Dynamic Range)に対応し、白飛びなどを防ぐとしている。

 開発環境の「Ovrvision Pro SDK」も用意し、ゲームエンジンの「Unity 5」「Unreal Engine」に対応。ハードウェアのカスタマイズも可能で、ファームウェアの書き換えが可能なEEPROMや、他のハードとの接続をサポートするGPIOを搭載している。

 必要環境は、CPUがIntel Core i5/i7 3GHz(Haswell)またはAMD FX-6300以上、GPUがGeForce GTX 760またはRadeon R9 270以上、メモリがDDR3-1600 4GB以上。

 本体サイズは100×75×45mm。重量は65g。USB 3.0ケーブルやハンドトラッキング用の指サックなどが付属する。Ovrvision Pro SDKはダウンロードして入手する。

[撮影協力:ツクモVR.]

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