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たった2.5時間でiPhoneをフル充電、美しさが際立つ「Solar Paper」

薄型軽量のソーラー充電器、パネル追加も可能

 メモ帳のように薄型・軽量で、折り畳み式のモバイルソーラーパネル「Solar Paper」が登場、ツクモパソコン本店で販売がスタートした。メーカーはYOLKで、国内代理店はロア・インターナショナル。

 同店で販売されているのは、本体+パネル1枚の「5Wセット」、本体+パネル2枚の「7.5Wセット」、本体+パネル3枚の「10Wセット」、本体+パネル5枚の「15Wセット」の3モデルで、税抜き価格は順に15,556円、21,111円、26,759円、37,778円。オプションの「2.5W追加パネル」も販売中で、価格は税抜6,481円。

「メインパネル」と「補助パネル」で構成、パネル1枚あたりの出力は2.5W

 Solar Paperは、パネル1枚のサイズが横9cm、縦17.4cm、厚さ2mmのスリムな太陽光発電器。蓄電機能は無く、別途用意したスマートフォンやモバイルバッテリーなどを接続して充電する。

 本体は「メインパネル」と「補助パネル」とを組み合わせた、複数のパネルで構成。パネル同士がマグネットで接続されており、使用する時は開いて大きく、持ち運ぶ時などは折り畳んでコンパクトにできる。ゴールドカラーをアクセントに使った高級感のあるデザインも特徴だ。

 畳んだ時の大きさは、6インチクラスのスマートフォンや、いわゆるA6スリムのメモ帳に近く、かつ軽量なので、携帯にも便利。重量はメインパネルが75g、補助パネルが65g。YOLKは「同じワット数の他社製品より約70%小さく、軽い」としている。

 メインパネルの上部には、USB出力端子(標準A×2)のほか、現在の電流値が分かる液晶パネルが装備。メインパネルのサイズは横9cm、縦19cm、最厚部1.1cm

 パネル1枚あたりの出力は2.5W(5V/0.5A)。USB端子の出力は2ポート合計で最大3A。具体的な性能については、最も安価な「5Wセット」では、晴天時にiPhone 6を最長2.5時間でフル充電できるとしている。

 オプションの補助パネル「2.5W追加パネル」を用いて拡張できるのも特徴。パネル同士をマグネットで接続する構造なので、簡単にパネルを追加できる。パネルは6枚まで接続可能(最大15W)。

 また、IP64準拠の防水・防塵機能を備え、雨や雪の日でも問題なく使用できるという。ただし、USB端子部分に防水機能は無いので注意が必要。

 天候が曇り→晴れと変化した時や、日陰から日なたに移動した時などに充電を再開する「オートリセット機能」も装備。

 一般的なソーラーチャージャーでは、日光が遮られた場合、USBケーブルを挿し直すなどの手動リセットが必要だが、Solar Paperでは、日光が再びあたるとオートリセット機能により自動的に充電が再開されるという。

 付属品はポーチ、パネル連結セット、日本語マニュアル。

 ちなみに、Solar Paperは、国内ではサイバーエージェントのクラウドファンディング「Makuake」で資金調達(先行販売)を行なった製品で、金額は目標の100万円を大きく上回る2,600万円以上に達した。米クラウドファンディング「Kickstarter」でも1億円以上を集めたという。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]