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高速GPU「Iris Pro P580」を内蔵、Xeon E3 v5搭載のMini-ITXマザーが発売

ASRock Rackのワークステーション向けモデル

 Skylake世代が内蔵するGPUでは最上位となる「Iris Pro Graphics P580(GT4e)」を内蔵したXeon E3-1500 v5シリーズ搭載のワークステーション向けMini-ITXマザーボードが登場した。メーカーはASRock Rackで、搭載CPUの異なる2つのモデルが販売されている。

 店頭価格は、TDP 65Wで動作クロックの高いXeon E3-1585 v5搭載の「C236 WSI4-85」が税込138,000円、TDP 35WのXeon E3-1565L v5を搭載した「C236 WSI4-65L」が税込118,000円。

 販売ショップはパソコンショップ アーク

 また、TDP 45WのXeon E3-1585L v5を搭載した「C236 WSI4-85L」もラインナップされているが、店頭には未入荷。パソコンショップ アークの通販ページによると、こちらの販売価格は税込128,000円という。

GPGPUや仮想GPUで利用できる高性能GPUを内蔵したXeonオンボードマザーボード

2モデルとも外観は変わらない

 これらは、CPUに内蔵された72個の実行ユニットと128MBのeDRAMを統合した高性能GPU「Iris Pro Graphics P580」を搭載したワークステーション向けMini-ITXマザーボード。高性能な内蔵GPUを持つことで、クラウドからの高画質ビデオ配信や、複雑な3Dアプリケーションの描画などを高い電力効率で実現することができるとされている。

 CPUのクロックは、Xeon E3-1585 v5がベース3.50GHz/ターボブースト最大3.90GHz、Xeon E3-1565L v5がベース2.50GHz/ターボブースト最大3.50GHz。どちらも製造プロセスは14nmで、キャッシュメモリは8MBとなっている。なお、CPUはBGAタイプでマザーボード基板に直接実装されており、外したり交換したりすることはできないようになっている。

 搭載CPU以外の仕様はほぼ共通で、主な搭載デバイス・インターフェイスはHDMI×1、VGA×1、1000Base-T LAN×4(Intel i210 + Intel i219)、6Gbps SATA(6基)、USB 3.0(I/Oパネル部2ポート、ピンヘッダ2ポート)、サウンドなど。スロットはPCI Express x16×1、M.2×1(SATA接続)、DDR4 SO-DIMM×4(最大64GB、ECCメモリ対応)を備えている。

[撮影協力:パソコンショップ アーク]