ニュース

AMDの最新CPU「Ryzen 5」が発売、注目の6コアモデルは税抜き27,800円から

発売日の11日は4店舗で夜間販売、殻割り展示もあり

(4/15 20:07更新)Ryzen 5 1500X/1400が発売、殻割り展示も。
(4/11 22:36更新)夜間販売の様子を追記。
初出日時 4/11 22:00

 AMDの新世代コアアーキテクチャ「Zen」を採用したSocket AM4対応CPUの新モデル「Ryzen 5」が発売された。

 ラインナップ(モデルナンバー)は上位から1600X、1600、1500X、1400の4つ。1600X以外にはCPUクーラー「Wraith」が付属する。店頭価格(以下、全て税抜き)は順に30,800円、27,800円、23,800円、21,000円。販売ショップはツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ドスパラパーツ館パソコンショップ アークオリオスペックソフマップ 秋葉原 リユース総合館ソフマップ 秋葉原 本館

1600Xと1600が6コア/12スレッド、1500Xと1400が4コア/8スレッド

 Ryzen 5は300ドル以下の普及価格帯向けとされるメインストリーム向けCPU。3月に発売されたRyzen 7は8コア/16スレッドのハイエンドモデルで、価格は38,800~59,800円(リテールパッケージ)だったが、Ryzen 5は1600Xと1600が6コア/12スレッド、1500Xと1400が4コア/8スレッドとコア数などは減った一方で、価格は21,000~30,800円と安価になっている。

 各モデルナンバーのクロックは、1600Xがベース3.6GHz/ブースト4GHz、1600がベース3.2GHz/ブースト3.6GHz、1500Xがベース3.5GHz/ブースト3.7GHz、1400がベース3.2GHz/ブースト3.4GHz。

 1600Xと1500Xでは、CPUクーラーの冷却性能の高さに応じて、自動的にブーストクロック以上にオーバークロックされる「XFR(Extended Frequency Range)」がサポートされる。

 また、1600、1500X、1400には、WraithシリーズのCPUクーラーが付属。1600と1500Xには「Wraith Spire」が、1400には小型の「Wraith Stealth」が付属する。TDPは1600Xが95W、それ以外が65W。

 なお、Ryzen 7発売時は、流通量の少なさから、マザーボードの入手に苦労する状況だったが、今回は各ショップとも様々なマザーボードを在庫しており、Ryzen 7発売時のような品薄感は解消されている。

一部ショップが夜間販売を実施、合計40名前後のファンが購入

ツクモeX.パソコン館の引き渡しの様子
購入者に先着で配布されるRyzenグッズ

 11日(火)22時の発売解禁にあわせて、ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ドスパラパーツ館は夜間販売を実施。1600Xと1600の2モデルの販売を開始し、各店合計で40名前後のAMDファンが発売を祝った。

発売日にRyzen 5 1400の殻割り展示がスタート

 出荷の都合により、上位2モデルよりもやや遅れて発売されたRyzen 5 1500Xと1400だが、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店では、発売日である15日(土)から1400の殻割り展示が始まっている。

 殻割りを行ったのは同店のお客さんであるとっしー氏で、新型CPUの殻割りではおなじみの人物だ。

 店頭では、Ryzen 7 1700Xの殻割り品と一緒に展示されているので、是非、店頭でチェックしてみて欲しい。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ドスパラパーツ館]