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ASRockのX299マザーが2モデル追加、コストを抑えたゲーム向けとスタンダードモデル

 LGA2066ソケットを搭載したX299マザーボードがASRockから2モデル登場、ゲーム向けの「Fatal1ty X299 Gaming K6」と、スタンダードモデル「X299 Killer SLI/ac」が発売された。店頭価格は順に税込39,400円、税込35,700円。

 販売ショップはツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店ドスパラパーツ館。また、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店でも14日から販売するとしている。

 なお、X299マザーボードの仕様として、搭載するCPUにより使用できるメモリやPCIeスロットの本数が大きく変わる。大容量メモリを搭載するときや、複数の拡張カード、SLI・CrossFireXなどのマルチGPU機能を使う場合はCPUの選択に注意したい。

.Fatal1ty X299 Gaming K6

 Fatal1ty X299 Gaming K6は、ゲーム向けの「Fatal1ty」シリーズに属するATXマザーボード。先日発売された「Fatal1ty X299 Professional Gaming i9」の下位モデルで、コストパフォーマンスを重視したモデルとなる。

 基板レイアウトやヒートシンクデザインなど、外観はFatal1ty X299 Professional Gaming i9と似ているが、10GbE LANと無線LANが省かれていたり、10基あったSATAポートが8基に減らされているなど、付加機能面で差が付いている。また、細かいところではCPUの電源回路が13フェーズから11フェースに減少していたり、強化されたPCIeスロットが1基減っているなど各所にコストダウンが図られている。

 ゲーム向けとしての基本仕様は押さえられており、ヘッドホンやステレオスピーカーで5.1ch/7.1chサラウンドが楽しめるサウンド機能「Creative Sound Blaster Cinema 3」に対応するほか、PCIe Gen3 x4対応のM.2スロット×3基やIntelコントローラによるDual 1000BASE-T LAN、独自ユーティリティによるRGB LEDイルミネーション機能など、上位モデルゆずりの機能を搭載している。

.X299 Killer SLI/ac

 X299 Killer SLI/acは、ビジネス・スタンダード向けの製品で、これまでに同社から登場したX299搭載マザーボードの中では一番低価格のモデルとなる。ちなみに、製品名に「Killer」と入っているが、同社の過去製品と異なりKiller製のネットワークデバイスは搭載されていない。

 基本構成は前述の「Fatal1ty X299 Gaming K6」と似ているが、ゲーム向けサウンド機能「Creative Sound Blaster Cinema 3」が無くなったほか、Intel製コントローラによる1000BASE-T LANが1基になり、IEEE802.11ac対応の無線LANが追加されるなど違いがある。

[撮影協力:ドスパラパーツ館ツクモパソコン本店]