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シリアルポートを8基備えたファンレスPCキット「XC60J」がShuttleから

組み込み用途にも向いた省電力モデル

 省電力SoC「Apollo Lake」を搭載したPC自作キット「XC60J」がShuttleから発売された。店頭価格は税込25,450円。

 販売ショップはドスパラパーツ館

TDP10Wの省電力SoC「Celeron J3355」を搭載したスリムPC自作キット

 XC60Jは、幅200×奥行き238×高さ72mmのスリム筐体を採用したPC自作キット。Intelの省電力SoC「Celeron J3355(TDP10W、Dualコア、2GHz)」を搭載しており、付属のヒートシンクによりファンレスで動作する。

 6月に台湾で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2017」で、自動販売機や写真プリント機に組み込まれて出展されていた製品で、機器制御用にCOMポートを合計8基(RS-232×7とRS-232/422/485×1)搭載している。

 メモリとストレージ、OSは別途用意する必要があり、対応メモリはDDR3L-1866 SO-DIMM×2(最大8GB。4GB×2または、8GB×1)。ストレージは3.5インチまたは、2.5インチHDD/SSD×1と、M.2 SSD(Type 2280/2260/2242、PCIe 3.0x1接続)×1を搭載可能。対応OSはWindows 10 64bitのみとなっている。

 その他の主な搭載機能・インターフェイスは、HDMI、VGA、Gigabit Ethernet(Intel I211)、M.2 Type-2230×1(無線LANカード増設用)、USB 3.0×2、USB 2.0×4、ヘッドホン出力、マイク入力。

 付属品はACアダプタ(65W)、電源ケーブル、ドライバDVD、マニュアル(マルチランゲージ)、ネジセット。別売りオプションとして、無線LANカード「WLN-M」やVESAマウント取り付けキット「PV02」、縦置きスタンド「PS01」などが用意されている。

[撮影協力:ドスパラパーツ館]