ニュース
新型Xeonマザーがようやく登場、Supermicroの「X11SPi-TF」が発売
LGA3647ソケット採用、CPUクーラー装着時にT30トルクスドライバーが必要
2017年8月10日 07:05
7月末に発売された新型Xeonに対応したマザーがようやく登場、Supermicroの「X11SPi-TF」の店頭販売がスタートした。
店頭価格は税抜き73,980円(税込79,899円)。販売ショップはツクモパソコン本店。
Intel C622チップセットを搭載したLGA3647マザーボード
X11SPi-TFは、Intel C622チップセットを搭載したATXフォームファクタのLGA3647マザーボード。Intelの新しいクラウド・データセンター向けCPUで、最多28コア/56スレッドのXeonスケーラブル・プロセッサに対応した製品だ。
LGA3647プラットフォームの製品については、CPUとCPUクーラーが7月末から販売されているが、マザーが店頭に登場したのは初めて。
メモリスロットはDDR4 DIMM×8(ECCメモリ対応)。容量については、3次元積層型の3DS LRDIMMを使用した場合は1TBまで対応するとされている。ほか、LRDIMMの場合は最大512GB、RDIMMの場合は最大256GB。
拡張カードスロットはPCIe x16×2、PCIe x8×3(1基はx4動作)。主な搭載機能・インターフェイスはVGA(Aspeed AST2500)、10 Gigabit Ethernet(2基、Intel X722+X557)、M.2、6Gbps SATA、IPMI(Aspeed AST2500)、USB 3.0/2.0、COMポート。
なお、CPUクーラーの取り付けの際に、T30トルクスドライバーが必要となるほか、CPUをCPUクーラーに装着する際にはリテンションが必要になる。同社のCPUクーラー「SNK-P0070APS4」にはリテンションが付属しているため、問題は無いが、ツクモパソコン本店によると、Intel純正CPUクーラーの一部モデルはリテンションが別売りになるという。
ツクモパソコン本店では購入者向けに、CPUとCPUクーラーをマザーボードに無料で取付けるサービスを期間限定で実施中。別途、T30トルクスドライバーを用意することなく、システムが構築できるので、購入を検討している人は利用してみるといいだろう。
[撮影協力:ツクモパソコン本店]