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“コナミのSCC音源っぽいサウンド”を再現するMSX向けカートリッジが登場

NX Labs製作の「NandemoESECC」、市販ゲームのサウンドをSCC音源風に

 MSXでコナミのSCC音源に近いサウンドを実現するというカートリッジ「NandemoESECC(なんでもえせしーしー)」が登場、家電のケンちゃんで12日(土)午後から販売予定だ。カートリッジスロットを2基備えたMSXで使用可能。

 店頭価格は税込12,800円。

 同店では、実機デモが始まっている。

MSXの市販ゲームソフトのサウンドを、SCC音源のようなサウンドで再生

 NandemoESECCは、「NX Labs」(「Norix」氏)が製作したいわゆる同人ハードウェアで、レトロPCのMSXのサウンド機能をアップグレードするというカートリッジ。

 MSXのサウンド機能はシンプルな3音のPSGだが、NandemoESECCを装着することで機能が拡張され、市販ゲームソフトのサウンドを、SCC音源のようなサウンドで再生できるようになるという。Tiny野郎氏が製作した「NandemoSCC」に発想を得て製作したとのこと。

 ちなみに、SCCはコナミ(当時)が開発した音源チップで、MSX用ゲームソフト「グラディウス2」のカートリッジなどに搭載されていた。

 基板には音声出力・入力端子や、出力・入力ボリュームのほか、音色を設定するロータリースイッチ、「ディチューンモード」などに設定するDIPスイッチなどが装備。基板の両面は透明なアクリルパネルでカバーされている。

 なお、ゲームソフトとNandemoESECCの2つのカートリッジを同時に使用するため、カートリッジスロットを2基備えたMSXが必要。

店頭デモの様子

[撮影協力:家電のケンちゃん]