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ASUS「Tinker Board」の店頭販売がスタート、Raspberry Piサイズの高性能ボード

このほか、メモリ4GBの「PINE64 ROCK64」も入荷

 Raspberry Piと同サイズで高性能・高機能を謳うASUSのシングルボードコンピュータ「Tinker Board」が店頭に登場、ツクモパソコン本店II千石電商 秋葉原本店秋月電子通商が販売を開始した。価格は税込8,640円。

 このほか、ツクモパソコン本店IIでは、対応する電源セット「Switching Power Supply Set for Tinker board」の販売が始まっている。価格は税込1,620円。

4コアプロセッサのRK3288やLPDDR3メモリ 2GBなどを搭載

 Tinker Boardは、4コアプロセッサのRK3288(Cortex-A17,最高1.8GHz)や、2GBのデュアルチャンネルLPDDR3メモリなどを搭載した小型のシングルボードコンピュータ。

 他製品以上の高性能・高機能が謳われており、RK3288と内蔵GPUのMali-T764により、クラス最高というパフォーマンスを実現したほか、オーディオコーデックのALC4040の搭載でHDオーディオ(24bit/192KHz出力)をサポートしたとしている。

 基板サイズは85.6×56×21mmで、Raspberry Pi 3とほぼ同じ。Raspberry Pi 3は冷却用のパーツは非搭載だったが、Tinker Boardには小型のヒートシンクが用意されており(製品パッケージに同梱)、「高負荷状態や高温環境での放熱を改善できる」という。

Tinker Board
搭載インターフェイス
RK3288を搭載

 基板表面の周囲にはHDMI(Type-A)、HDオーディオ(3.5mm)、Gigabit Ethernet(RJ45)、USB 2.0(標準A、4基)、Micro USBの各端子が装備。40ピンのピンヘッダやmicroSDカードスロット(基板裏面)、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.0も搭載する。電源はMicro USBで供給する(5V/2A、2.5~3A推奨)。

 対応OSはTinkerOS-Debian、TinkerOS-Androidなど。

HDMI出力など
ボード裏面
製品の特徴
Tinker Board対応の電源セット
製品パッケージ

LPDDR3 4GBメモリ搭載の「ROCK64」も店頭入荷

 このほか、テクノハウス東映には、4コアプロセッサのRK3328(Cortex-A53,最高1.5GHz)やLPDDR3 4GBメモリ、Mali-450MP2 GPUなどを搭載したPINE64のシングルボードコンピュータ「ROCK64」が入荷している。

 店頭価格は税込7,480円で、同店によると在庫はごく少量。保証は初期不良対応のみとなっている。

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIテクノハウス東映]