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DisplayPortの“電源オフ問題”を回避するアダプタに新モデル、物理的干渉を解消
2018年2月21日 08:05
DisplayPortのホットプラグ状態を維持するというアダプタに新モデルが登場、左右にメスタイプのDisplayPort端子を備えた中継アダプタ「DPHPDMA F/UART(DisplayPort HPD Mod Adapter)」が発売された。
同人サークル「TRKS」によるいわゆる同人ハードウェアで、販売ショップは家電のケンちゃん。店頭価格は税抜き6,463円(税込6,980円)。
同店によると「今回の入荷分は店頭での販売のみで、在庫は極少量」とのこと。
DisplayPortのホットプラグ状態を維持できるようになるアダプタ
DPHPDMA F/UARTは、ビデオカードとディスプレイとの間に接続することで、ディスプレイの電源がオフになっても、DisplayPortのホットプラグ状態が維持されるようになるというアダプタ。
2017年10月に発売された「DPHPDMA」の姉妹モデルで、従来モデルはビデオカードのDisplayPort端子に直接接続するモデルだったのに対し、今回のモデルはケーブルとケーブルの間に接続する中継アダプタタイプとなっている。これにより、「ビデオカード側のDisplayPort端子に隣接する他の映像端子との物理的干渉を防ぐことができるようになった」(ショップ)という。
基本仕様は従来モデル同様で、本機を使用することでPCの使用中にディスプレイの電源をオン・オフしてもデスクトップのアイコンやウィンドウの位置などがリセットされる現象を回避することができる。
また、従来モデルではシリアル（UART）接続を行なう際に本体の改造が必要だったが、今回の製品では改造は不要。さらに、モード変更スイッチを備えることで、HPD信号再送信方式の切り替えが容易に行えるようになっているという。
なお、従来モデルでは電源供給は不要だったが、今回の製品はMicro USBケーブルで電源供給を行う必要がある。
[撮影協力:家電のケンちゃん]