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なんと!PC-98のSCSIボードにRaspberry Piを搭載、「RASCSI for SC-98」が入荷

Raspberry PiをPC-98に内蔵

RaSCSI for SC-98などを組み込んだSC-98III

 Raspberry PiをPC-98シリーズのSCSI-2ボードに接続可能にする変換基板「RaSCSI for SC-98」が家電のケンちゃんに入荷、販売がスタートした。店頭価格は税抜き13,889円(税込15,000円)。

Raspberry Piを“SCSIデバイス化”し、PC-98シリーズのCバススロットに内蔵

 RaSCSI for SC-98は、サークル「Project M.P.S」が開発したRaspberry Pi用の変換基板。GIMONS氏によるSCSIデバイスエミュレーター「RaSCSI」に対応した同人ハードで、Raspberry Piをアイ・オー・データ製SCSI-2インターフェイスボード「SC-98III」のセカンドバス空きスペースに搭載、PC-98シリーズのCバススロットに内蔵できるようになる。

一番上がRaspberry Pi 3 Model B
1スロットに収まっている
側面

 対応するRaspberry Piは、Raspberry Pi 2 Model BとRaspberry Pi 3 Model B。SC-98IIIとmicroSDカードも別途用意する。

 “SCSIデバイス化”したRaspberry PiをHDDやMOなどの仮想ドライブとして使用できるようになるほか、Raspberry PiのLAN機能を用いて、Windows PCとPC-98との間でファイル転送が可能。RaSCSIの「イニシエーターモード」もサポートし、HDDやMOなどのイメージ作成も可能という。

SC-98IIIの裏面
RaSCSI for SC-98の特徴
組み立て代行サービスもあり

 ただし、SC-98IIIにSCSI用50ピンコネクタを取り付けるなどの改造が必要。多数のピンのはんだ除去、はんだ付けが必要で、作業が困難な場合などは組み立て代行(実費)を承るとしている。

Raspberry PiやSC-98IIIなどは別途必要
RaSCSI for SC-98
製品パッケージ

[撮影協力:家電のケンちゃん]