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PCエンジンを“携帯ゲーム機化”するキットが登場、本体裏面に4型液晶やコントローラを搭載

液晶操作機器搭載裏蓋壱號キット(メルクリウス)完成品

 レトロゲーム機のPCエンジンを携帯ゲーム機化するというキット「液晶操作機器搭載裏蓋壱號キット(メルクリウス)」が家電のケンちゃんに入荷した。ただし、初回入荷分は売り切れで、次回分は2019年1月に入荷するという。カラーはグリーン、レッド、グレー、ブラックの4種類。店頭価格は税込12,800円。

 同店には完成品が入荷しており、年明けに展示予定。

ケースや基板、オペアンプ、抵抗などのパーツセット、液晶は別売り

 これは、据え置きタイプの家庭用ゲーム機であるPCエンジンを携帯ゲーム機化するという改造キット。サークル「team mercurius」による同人ハードで、外側のケースや内部フレームのほか基板、オペアンプ、抵抗などのパーツがセットになっている。ケースとフレームは3Dプリンタで作製したという。

 作り方の概要は、PCエンジンやコントローラを分解し、本キットのケースに組み替えるというもの。元のゲーム機を分解するというリスクを伴う作業だが、Webで公開されている組み立てマニュアルでは多くの写真を使って丁寧に説明されており、初心者でもチャレンジできそうな印象だ。

 完成品は4インチの液晶パネルを装備し、USB給電で動作する。バッテリーは内蔵できないが、モバイルバッテリーによる動作は可能とのこと。また、ダイヤル操作で音量や液晶の明るさを調節することもできるという。

 対応するPCエンジンは、いわゆる初代(PI-TG001)、PCエンジンコアグラフィックス(PI-TG3)、PCエンジンコアグラフィックスII(PI-TG7)。

本体内部の様子

 なお、キットの他に、液晶パネルのドライバ基板「LCDDRV REV.3.2」(サークル「NX Labs」による同人ハード)と液晶パネル「LCDDRV Rev3.2対応4インチ液晶パネル」が必要。いずれも同店で販売されている。

付属のパーツ
はんだ付け作業が必要
別売りの液晶パネルなど

[撮影協力:家電のケンちゃん]