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実売88万円の「Quadro RTX 8000」が発売、メモリ容量は48GB

(3/8 19:47更新)販売スタート。
(3/7 20:29更新)初回入荷分は予約で売り切れ。
初出日時 3/6 7:05

 NVIDIAのプロフェッショナル向けGPU「Quadro RTX」シリーズの最上位モデル「Quadro RTX 8000(ENQR8000-48GER)」が8日(金)に発売された。販売元はエルザ ジャパンで、予価は税抜き818,000円(税込883,440円)。

 先行予約を行っていたツクモパソコン本店では、入荷分はすでに売り切れ。「代理店には在庫があるので、注文後、数日で入荷する」(同店)という。

クリエイター向けビデオカードの最上位モデル、搭載メモリはGDDR6 48GB

 Quadro RTX 8000はTuringアーキテクチャを採用したデスクトップワークステーション向けのビデオカード。本製品はシリーズの最上位に当たり、GPU自体の仕様は1月に発売された「Quadro RTX 6000(ENQR6000-24GER)」と同等だが、搭載メモリが24GBから48GBに倍増されたことでより大規模なデータを扱うことが可能とされている。

 また、Quadro RTX 6000でサポートされていた、2枚のビデオカードを同時利用してパフォーマンスを向上させるHB NVLinkや、VRヘッドマウントディスプレイをUSB Type-Cケーブルのみで接続できるようにするVirtualLinkにも対応している。

 主な仕様は、CUDAコアが4,608基、Tensorコアが576基、RTコアが72基。搭載メモリはGDDR6 48GB(384bit)。映像端子はDisplayPort 1.4×4、VirtualLink(USB Type-C)×1。カードサイズは266.7×111.15×37mmで、2スロットを占有する。電源端子は8ピン×1+6ピン×1。

 なお、本製品の動作環境として、PCのシステムメモリが「最小48GB以上」要求されている点は注意が必要。ちなみに推奨は96GB以上となっている。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]