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倒産したアビー製品を新ブランドで展開、コンピューケースのモバイルバッテリーが店頭入荷

随所に“アビー色”が残ったデザイン

 倒産したアビーの“新製品”が登場、HEC(コンピューケース・ジャパン)のモバイルバッテリー「Fシリーズ」の2製品があきばお~零あきばお~弐號店で販売中だ。

 店頭価格は、PD・QC 3.0対応で容量10,000mAhの「F100PD」が税抜き3,500円、容量6,500mAhの「F65P」が税抜き2,500円。

随所に“アビー色”が残ったモバイルバッテリー

 「AS Enclosure」「smart」「acubic」シリーズといったPCケースで知られたPC周辺機器メーカーのアビーは、2018年12月に破産手続き開始の決定を受け、実質的に倒産した。そのアビーの商標権はコンピューケース・ジャパンが譲り受け、PCケースやモバイルバッテリーなどのアビー製品のアフターサポートも行なっている。

販売元はコンピューケース・ジャパン
「agreen」というブランド名
アビー時代の製品(2018年3月撮影)

 今回のFシリーズは、アビー倒産後にコンピューケース・ジャパンが新たに発売したモバイルバッテリーだが、随所に“アビー色”が残っており、透明プラスチックと台紙とを組み合わせたパッケージ構造や、台紙の製品紹介のレイアウトはアビー製品をほぼ踏襲。最長18ヶ月間の「トリプル保証」も受け継いでおり、「全額返金・新品交換・延長保証」を示す3つのアイコンはアビー製品と同じものが使用されている。また、パッケージには「agreen」というブランド名が確認できる。

 なお、現時点では、AS Enclosureなどに続くPCケースの新製品については、アナウンスされていない。

 F100PDの主なスペックは、容量が10,000mAh、外形寸法が約62×109×21.5mm、質量が約200g、定格入力が5V/3A~20V/2.25A(USB-C)、定格出力が5V/3A~20V/2.25A(USB-C)、5V/3A~12V/1.5A(USB-A)、5V/2.1A(USB-A)。充電専用USBケーブル(USB-A-USB-C)などが付属する。

 F65Pの主なスペックは、容量が6,500mAh、外形寸法が約45×90×23mm、質量が約115g、定格入力が5V/2.1A(USB Micro-B/USB-C)、定格出力が5V/2.1A(最大2.4A)。充電専用USBケーブル(USB-A-USB Micro-B)などが付属する。

[撮影協力:あきばお~弐號店あきばお~零]