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第3世代Ryzen対応の「AMD B550」マザーが発売、計19モデル入荷

購入者向け特典もあり

写真はASRock「ASRock B550 STEEL LEGEND」

 AMDのメインストリーム向けチップセット「B550」を搭載したマザーボードが各社から発売された。

 20日(土)の発売解禁時点で、ASUS 8モデル、ASRock 5モデル、GIGABYTE 3モデル、MSI 3モデルの計19製品の販売が始まっている。店頭価格は税込13,980~41,800円。

第3世代Ryzen対応のチップセット、CPU-チップセット間の接続はPCIe 3.0

 AMD B550は第3世代Ryzenプロセッサに対応したチップセットで、AMD 500シリーズチップセットではAMD X570の下位となるモデル。第2世代Ryzen向けとして2018年7月にデビューしたAMD B450の後継モデルでもある。

 上位のAMD X570との大きな違いは、CPU-チップセット間の接続や、チップセット側のPCIeレーンがPCIe 3.0となる点。ただし、第3世代RyzenがPCIe 4.0をサポートしているため、CPUと接続されるビデオカードやSSDはPCIe 4.0で使う事ができる。

 第2世代Ryzenをサポートしない点もAMD X570と異なる。第3世代Ryzenでは旧世代と同じSocket AM4タイプのCPUソケットが採用されており、AMD X570マザーボードでは第2世代のCPUも使うことができたが、AMD B550は第3世代以降のみに対応し、第2世代以前には対応しないとされている。

ASUS製品
ASRock製品

 AMD B550が対応しないCPUには、Radeon Vegaグラフィックスを搭載する第2世代のRyzen 3000番台も含まれるので、特にビデオカード無しでPCを自作しようとしている人は注意が必要だ。

 なお、PC WatchによるASUS製AMD B550マザーのテストでは、第2世代Ryzenを搭載してOSが正常に起動することが確認されている。もちろん、動作を保証するものではないが、こうしたイレギュラーな使い方も自作PCの楽しみの一つと言える。

GIGABYTE製品
MSI製品

各社とも購入者向けの特典を用意

 発売を記念して、各社は購入者向けのノベルティグッズを用意している。

 ASUSは購入者先着200名に「ROGの光るキーキャップスイッチ」をプレゼントをするほか、ROG・TUF・PRIMEの各マザーボード購入者の中から抽選で1名に液晶ディスプレイをプレゼント予定。応募は専用サイトで受け付けている。

 ASRockはX570、B550、B450、TRX40搭載マザーボードを購入した人に、「ASRockグッズ(メモ帳)」または「AMDグッズ(Tシャツ、キャップ、ポーチ、クッション)」のどちらかをプレゼント。

ASRockのノベルティグッズ

 GIGABYTEは、B550搭載マザーボードを購入した人にギガバイ子ちゃんのイラスト入りワイヤレス充電スタンド(配布ショップのロゴ入り)をプレゼント。

GIGABYTEのノベルティグッズ

 MSIはB550マザーボードとCPUなどを購入した人に最大90ドル分のSteamウォレットコードをプレゼント。もらえるコードの金額は購入パーツの組み合わせにより異なる。応募は専用サイトで受け付けている。

 ASRockとGIGABYTEのキャンペーンは、グッズが無くなり次第終了。

[撮影協力:ドスパラ秋葉原本店ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店パソコンショップ アークソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館]