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Xeon搭載のIntel NUC 9 Pro「Quartz Canyon」が入荷、ビデオカードも搭載可能
Core i7モデルもあり
2020年8月7日 06:05
IntelのXeonプロセッサーを搭載したワークステーション向けのNUCが登場、「NUC 9 Pro (Quartz Canyon)」がパソコン工房 秋葉原BUYMORE店に入荷した。
製品型番は「NUC9VXQNX」で、販売価格は税込180,510円。OSやメモリ、ストレージは別売り。
このほか、CPUにCore i7を搭載する姉妹モデル「NUC9V7QNX」も入荷している。こちらの販売価格は税込145,150円。
Xeon/Core i7搭載でミニPCサイズのIntel NUC
Quartz Canyonは、Intel NUCでは初のワークステーション向けをうたうモデル。従来のIntel NUCは手のひらサイズのコンパクトなボディを採用するモデルが多かったが、今回の製品は本体サイズが238×216×96mmと、ミニPCといえるサイズ感になっている。
CPU別に「Xeon E-2286M」(8コア/HT対応/ベース2.4GHz・ブースト時5GHz)を搭載するモデルと、「Core i7-9850H」(6コア/HT対応/ベース2.6GHz・ブースト時4.6GHz)を搭載するモデルの2種類がラインアップされており、いずれもオンボードVGA機能を搭載している。
本体の内部には「Compute Element」と呼ばれる拡張カード型のメインボードが装着されている点もユニークで、ボード上にCPUやメモリスロット、ストレージ用のM.2スロット×2を搭載。また、I/O側にはHDMI端子やUSBポートなどが用意されている。
ケース側にはCompute Elementを装着するベースボードが搭載されており、ベースボード上にはビデオカードを搭載するためのPCI Express x16スロットや拡張カードを搭載するためのPCI Express x4スロット、ストレージ用のM.2スロット×1が備わっている。
各製品ともメモリ、ストレージ、OSは別売りで、対応メモリはDDR4-2666 SODIMM(最大64GB)、ストレージはM.2 Type-2242~2280のNVMeまたはSATA3 SSD、Optane SSD、OSはWindows 10/Windows Server 2019(Xeonモデルのみ)/Linux。
搭載するデバイス・インターフェイスは、Wi-Fi 6+Bluetooth 5、HDMI出力、1000BASE-T LAN×2、Thunderbolt 3、USB 3.1 Gen2など。
搭載電源は500Wで、側面パネルはメッシュ仕様。
[取材協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店]