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自作イベント「冬の陣」レポート【そのほか編】
4Kディスプレイも展示、ワンセグ付きの安値?タブレットも

 自作PCの大型イベント「2012 AKIBA PC-DIY EXPO 冬の陣」では、自作パーツのほか、4K対応のディスプレイや安値タブレットなども展示されている。

 ここではそれらを紹介しよう。

EIZOの4Kディスプレイがデモ

 高解像度の液晶に注目が集まりつつあるが、IntelのデモブースではEIZOの4K2Kディスプレイ「DuraVision FDH3601」をデモ中。解像度は実に4,096×2,160ドット。画面サイズは36.4インチだ。

 これはあくまでもIntel SSDのデモの一環だが、近くにはEIZOの展示ブースがあり、製品の詳細も同ブースのスタッフに聞くことができる。それによると、この液晶ディスプレイはすでに業務向けとして販売されているもの。実売価格は「直販で250万円」(スタッフ)だそう。

デモPCのスペック

 価格もかなりのものだが、出力も一般的なビデオカードではできず「Quadro 4000など、特殊なドライバを持ったビデオカードを利用し、PC - ディスプレイ間の接続も2系統に分けて行う必要がある」(同)とか。

 デモも実際にQuadro 4000を利用。ただしOSは普通のWindows 7 Professional(64bit版)が使われていた。

ワンセグ対応の7インチタブレットが展示安価?

ワンセグ向けのアンテナ
スペック欄には「フルセグ」の表記も

 また、恵安では安価なAndroidタブレットを多数展示。

 展示されているのは、7インチ/8インチ/9インチ/10インチなど合計7モデルで、一部はすでに発売済み。シングルコアのものならば実売価格9,000円程度になるという。

 注目できるのはワンセグを視聴できるという「M733T」。いわゆる中華タブレットは、安価で購入しやすい反面、日本国内向けのこうした機能は搭載していない。製品そのものは「フルセグ受信などを検証中」(同社)で、発売時期や価格は「未定」(同社)とのこと。

ノート←→タブレットの変形PCをMSIが展示

同社製のゲーミングPC
C847MS-E33

 MSIではキーボードを本体内にスライド収納、ノートPC形状でもタブレット形状でも使えるPCを参考展示。動作デモはなかったが、実際に変形などを試せる状態だった。

 このほか同社ブースでは、現在発売中のゲーミングノートやCeleron 847をオンボード搭載したファンレスのmicroATXマザーボード「C847MS-E33」を展示している。