ニュース

「Win 8で起動が速い」とうたうビデオカードが販売中

 「Windows 8の高速起動に対応する」とうたうRadeon HD 7970カードが販売中だ。製品はClub 3Dの「Radeon HD 7970 royalQueen(CGAX-7977F2 UEFI)」で、ドスパラパーツ館によれば「UEFI準拠がうたわれている」という。実売価格は32,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

UEFI準拠のRadeon HD 7970ビデオカード

 Windows 8では、OSが数秒で起動するいわゆる「Fast Boot」も魅力の1つだが、この機能を使うには64bit版のWindows 8に、UEFI準拠のハードウェアを組み合わせる必要がある。

 「UEFI準拠のハード」と聞くとマザーボードが思い浮かぶが、ビデオカードも必須条件の1つ。マザーに搭載されている映像出力端子を用いる場合は問題ないが、ビデオカードを増設した場合は、そのビデオカードのBIOSがUEFIのGOP(Graphic Output Protocol)をサポートしている必要がある。

 UEFI準拠のビデオカードはまだ希少。先週発売された同社製カード「Radeon HD 7870XT jokerCard」が、同社によれば「初のUEFI準拠カード」で、同店もUEFI準拠のカードは、これまでにこの2製品しか確認していないという。

 ちなみに、こうした情報はメーカーや代理店などからあまり発信されていないのが現状。同社以外では、PowerColor(UEFI準拠カードの一覧を公開)やマスタードシード(Trinity向けマザーについてビデオカード増設時の注意を促している)がある。

 製品のスペックは、搭載メモリがGDDR5 3GB、コアクロックが通常925MHz、ブースト時975MHz、搭載映像端子がMini DisplayPort×2、HDMI×1、DVI×2。カードの厚さは2スロットタイプ。

[撮影協力:ドスパラパーツ館]

Club 3D CGAX-7977F2 UEFI