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拡張コネクタ付きのATX電源がAntecから発売

マザーボード用は4ピン多い「MBU」、拡張用に「OClink」

 「将来向け」というマザーボード用の28ピンコネクタを備えたハイエンド電源が登場、Antecの「HCP-1000 Platinum」がリンクスから発売された。

 実売価格は30,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

4ピン多いマザーボードコネクタ「MBU」搭載電源同期用の「OC link」も

内部

 HCP-1000 Platinumは、80 PLUS Platinum認証された容量1,000WのATX/EPS電源ユニット。

 ユニークなのは、従来の24ピンより多い28ピン(20ピン+8ピン)のマザーボード用電源コネクタを備える点。同社はこのコネクタを「MBUソケット」と呼んでおり、代理店のリンクスによれば「将来的に拡張が予想される、28ピンATX電源コネクタ仕様のハイエンドマザーボードに対応する」という。

 また、特許取得済みという12V出力の16ピンコネクタ(8ピン×2列)も装備。これについてリンクスは「従来の8ピンだけでなく10~16ピンの様々なコネクタに対応する。将来的に規格が拡張された際にもいち早く対応できる」としている。

 このほか、2基のHCP-1000 Platinumを同期させるという「OC link」コネクタも装備している。このコネクタにより、1台のPCで2基の電源を同時に使用することが可能で、「消費電力の大きいCPUとGPUに別電源系統から供給できる」(リンクス)という。

 電源ケーブルは着脱式。内部電源ケーブルは24ピンメイン、CPU用4ピン+4ピン、PCI Express用6ピン+2ピン、SATA用などが用意されている。12V出力ラインは40A×4系統。冷却ファンのサイズは135mm。液体・固体コンデンサは全て日本製を採用しているという。

 本体サイズは幅150×高さ86×奥行き190mm、重量は約2.18kg。MTBFは100,000時間を公称する。

[撮影協力:ツクモパソコン本店パソコンショップ アーク]

Antec HCP-1000 Platinum