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ケース内を左右に通風、HDD冷却に使うmicroATXケースが発売に

 左から右へのエアフローで冷却するアビー製タワーケースのmicroATXモデルが登場、「AS Enclosure S9」が発売された。

 カラーはシルバーとブラックの2種類で、電源は非搭載。実売価格は37,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

独自の冷却機構「ILAS」を採用

左側面
右側面

 AS Enclosure S9は、左→右方向のエアフローで内部パーツを冷却する独自の冷却機構「ILAS(Intelligent Lateral Airflow System)」を備えるのが特徴。ILAS採用製品については、3月にATXモデル「AS Enclosure X7」が登場済みだ。

 ILASでは、左側面から吸気、右側面に排気というエアフローを形成することで、ビデオカードやHDDが冷却される。ビデオカードに対しては、ファンを内蔵した金属製のダクトも設けられており、左側面と背面から取り込んだ外部のエアが直接熱源に送られ、冷却される仕組みだ。

 前面に通風口がないのもATXモデルと同様。前面からのエアフローが発生しないため、静粛性に有利に働きそうだ。

 電源ベイは底部の後方にあり、電源ユニットに内蔵されているファンにより、底面から吸気、背面に排気される。

 ただし、ATXモデルの場合は上面に通風口があり、水冷クーラーのラジエータの設置も可能とされていたが、microATXモデルではこの機能は省かれている。

 本体サイズは高さ479×幅229×奥行き399mm。ドライブベイ数は5インチ×2、3.5インチ×3、2.5インチ×2。使用素材は前面/側面/上面パネルがアルミ、シャシーがスチール。

[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館]

アビー AS Enclosure S9