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AMDの最新APU「Richland」が登場、APU初の定格4GHz超え

(6/5 20:56更新)写真を追加。
(6/5 23:13更新)ラベル誤記の情報を追加。

 開発コード名「Richland」ことAMDの最新APU「Aシリーズ」が登場、クアッドコア/4スレッド対応のA10/A8シリーズと、デュアルコア/2スレッド対応のA6シリーズが計5モデル発売された。実売価格は8,980〜17,480円前後。

 発売されたのは、クロック倍率が固定されていないBlack Editionが、A10シリーズ最上位のA10-6800K(4コア/通常4.1GHz/ターボ時最大4.4GHz/キャッシュ容量4MB/TDP 100W)、A8-6600K(4コア/3.9GHz/4.2GHz/4MB/100W)、A6-6400K(2コア/3.9GHz/4.1GHz/1MB/65W)の3モデル。A10-6800Kは、AMD製APUの中で定格クロックが4GHzを超えた初のモデルになる。

 通常版が、A10-6700(4コア/3.7GHz/4.3GHz/4MB/65W)とA8-6500(4コア/3.5GHz/4.1GHz/4MB/65W)の2モデル(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

内蔵GPUはRadeon HD 8000シリーズに強化

 Richlandは、2012年10月にデビューした「Trinity」に続く同社製APUの新製品。従来同様Piledriverアーキテクチャが採用、Socket FM2タイプのCPUソケットに対応するという互換性を保ちつつ、内蔵GPUがRadeon HD 7000シリーズから「Radeon HD 8000」シリーズへと強化されている。

 最上位のA10シリーズにはHD 8670Dコアが内蔵。下位のA8にはHD 8570Dが、A6にはHD 8470Dが、それぞれ内蔵されている。

 ちなみに、HD 8000シリーズはOEM向けGPUとして発表済みだが、搭載ビデオカードの発売は未確認。店頭販売されたHD 8000シリーズの搭載製品としては、今回のA10-6800Kなどが初となる。

 その他、デュアルチャンネルDDR3メモリコントローラや、自動オーバークロック機能のTurbo Core 3.0、内蔵GPUとRadeon GPU搭載ビデオカードを組み合わせてパフォーマンスを向上させるというDual Graphicsなども従来どおり搭載されている。

 パッケージには、Dual GraphicsでサポートするAPU/Radeon GPUのペアが記載。A10/A8シリーズの場合はHD 6670/6570が、A6シリーズではHD 6570/6450が、それぞれ組み合わせ可能とされている。

 また、前述のとおり、対応CPUソケットは従来同様のSocket FM2で、既存のAMD A85X/A75/A55チップセット搭載マザーボードとの互換性がある。既存マザー向けにRichland対応BIOSを公開しているメーカーもあるので、Webサイトなどをチェックするとよいだろう。

 なお、 A10-6800K、A8-6600K、A6-6400Kの製品パッケージに貼られているラベルのモデル名が、「A10 680K」「A8 660K」「A6 640K」になっているが、これは「ラベルの誤り」(日本AMD)で、「同梱物や品質に影響は無い」(同)とのこと。

[撮影協力:ドスパラパーツ館ツクモパソコン本店]

AMD A10