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「Windows 8 PCの祭典」結果発表のお知らせ
起動10秒以下が続出、XP世代でも24秒で起動完了

 「高速なWindows 8の起動」を軸に、Windows 8搭載PCのこだわり度を競うコンテスト「Windows 8 PCの祭典」(主催:DOS/V POWER REPORT/協力:弊誌)の結果が発表された。

 応募総数は164件で、最速起動時間はなんと4秒。10秒以下のPCだけでも59台が集まるという激戦になった。

 公式サイトでは、8つの特別賞や37のメーカー協賛賞、そして起動時間10秒以下の「高速起動賞」などの受賞作を掲載。

 今回は、特別賞の中から特に注目できる作例5点+1を中心に紹介しよう。

一般エントリー最速は起動5秒

【Windows 8 Pro賞の作例】
5秒で起動するVL氏の作例、様々な高速起動テクニックを活用したという

 さて、最も注目できるPCに贈られる「Windows 8 Pro賞」はVL氏の「Windows8 on the Flying Boot バカっ速起動マシンIIで4秒台を目指せ ! 」(起動時間5秒)。

 この5秒という起動速度は一般エントリー中では他の3台と並んで最も高速。高速化のポイントも動画の解説に書かれており、「メモリ容量を多くし過ぎない」「SSDは反応速度も考慮する」「反応速度を考慮してアナログディスプレイ」などのテクニックが駆使されているという。

 なお、こうしたチューニングは、起動速度のみに効果があるものもあるが、「普通にメモリを積んで各種デバイスを繋いでも起動は7秒前後」(VL氏)だそう。

 Windows 8のチューニング方法、という点でも示唆の多いエントリーと言えるだろう。

Windows XP世代でもSSD追加で起動24秒デュアルXeon+ドライブ12基の受賞作も

【Oldest 8 PC賞と起動時間ブービー賞】
Windows XP世代のPCなのに24秒で起動(丸田丸治 氏の作例)
総額120万円、超ハイスペック構成のPC(p(>^<)q 氏の作例)

 このほか、特別賞に選ばれた作例を以下にまとめた。

 いずれも注目できるPCだが、Pentium Mを搭載したWindows XP世代のPCをアップグレード、起動時間24秒を実現した丸田丸治氏のPCや、Xeon2基にSSD/HDD合わせて12台、areca製RAIDカード、Radeon HD 6990×2枚、水冷と奢ったp(>^<)q 氏の超ハイスペックPCはその中でも要注目だ。

・ベストパフォーマンス賞
 Windows 8 vs. 俺 ~起動時間対決~(まぐろ 氏 / 起動時間9秒)

・起動時間ブービー賞
 構成費120万!汎用ゲーミング・RAW・動画編集用PCが挑むWin8起動速度(最速!(笑))(p(>^<)q 氏/起動時間103秒)

・Oldest 8 PC賞
 Windows8 PCの祭典 PentiumM で頑張ってみた。(丸田丸治 氏/起動時間24秒)

・改造バカ賞
 バカPC その7(みかん 氏/起動時間19秒)

・窓辺ゆう&あい賞
 Windows8起動 ─窓と 蜘蛛と 重い空─(下小川 氏/起動時間9秒)

・DOS/V POWER REPORT賞
 windows8起動(くろあめ 氏/起動時間13秒)

・AKIBA PC Hotline!賞
 机上兵器 N.U.C. 試作型(LCDjisaku 氏/起動時間9秒)

「改造バカ賞」は、動画に秘密アリ窓辺ゆう&あいからのコメントも

【改造バカ賞と窓辺ゆう&あい賞】
プランターなのにPC……だけではない秘密が……(みかん氏の作例)
「窓辺ゆう&あい賞」受賞作。蜘蛛PCが「窓辺まみれ」に(笑(下小川 氏の作例)

 なお、おなじみ改造バカ賞は「どう見てもプランターなのにPC」というユニークなもの…………なのだが、動画を見ると、中盤以降でさらなる驚きが。「Windows 鉢」(=8?)というネーミングを含め、おバカPCマニアには是非一度見てほしい作例だ。

 また、今回は窓辺ゆう&あい賞も用意。2人からのコメントも公式サイトで掲載中だ。

企業エントリーでは「ドスパラ公式」が4秒を達成

起動時間4秒のドスパラ公式エントリー

 ちなみに、企業エントリーも含めた最速起動PCはドスパラによる「Windows8PCの祭典~ドスパラ公式」(4秒)。企業の公式応募のため受賞対象ではないが、同社曰く「全国のドスパラで販売しているDiginnosPCで挑戦しました!」とか。

 同社が研究した「高速起動のポイント」は、公式サイトの受賞コメントとして掲載されているので、気になる向きは是非参考にしてほしい。

 なお、特別賞以外を含めたエントリー全体の傾向については、別途記事を制作中。来週にも公開予定だ。