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データセンター向けの高信頼HDDがWesternDigitalから登場

 NASやデータセンター向けをうたったWestern Digital製HDDの新製品「WD Se」シリーズが発売された。

 販売されているのは容量2TBの「WD2000F9YZ」、3TBの「WD3000F9YZ」、4TBの「WD4000F9YZ」の全3モデルで、実売価格は順に16,480円、23,980円、30,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

多軸衝撃センサーなどを搭載データセンターなどでの使用に耐える信頼性

 WD Seシリーズは、6Gbps SATA対応の3.5インチHDD。

 24時間稼動のNASやデータセンターなどでの使用に耐える信頼性を持つというのが特徴で、全製品が500万時間以上の機能テストと、2,000万時間以上のその他のテストを受けているという。

 ドライブには、処理能力を向上させるデュアルプロセッサや、振動をリアルタイムに補正するという「RAFF(Enhanced Rotary Acceleration Feed Forward)」技術の強化版、微量の衝撃を検知して補正するという多軸衝撃センサーなどが搭載されている。

 同社はWD Seについて、ハイエンドのSAS HDD「WD Xe」「WD Re」と、NAS向けSATA HDD「WD Red」の中間に位置する製品としている。

 公称スペックをWD Redと比較すると、ホスト−ドライブ間速度はWD Seのほうが高く、3TBモデルの場合でWD Redが145MB/sなのに対し、WD Seが168MB/sとなっている。

 また、WD Seの場合は、WD Redにはない4TBモデルが用意されているのも特徴。4TBモデルは、ホスト−ドライブ間速度が171MB/sと、シリーズ中最も高い。

 ただし、信頼性に関するスペックについてはWD Redのほうが高く、WD RedはMTBF(平均故障間隔)が1百万時間、ロード/アンロードサイクルが60万回なのに対し、WD Seはそれぞれ80万時間、30万回となっている。ただ、製品の保証期間はWD Seのほうが5年と長い(WD Redは3年)。

 また、静粛性と省電力性もWD Redのほうが高く、3TBモデルの場合でWD Redがシーク時動作音量24dB、リード/ライト時消費電力4.4Wなのに対し、WD Seはそれぞれ34dB、9.5Wとなっている。

 こうしたスペックを見る限り、個人ユーザーにとっては、ドライブ容量や速度などを重視するならWD Se、長期運用や省電力性などを重視するならWD Red、といった使い分けができそうだ。

 その他の主なスペックは、ディスク回転速度7,200rpm、キャッシュ容量64MB、本体サイズが高さ26.1×幅101.6×奥行き147mm、重量が750g。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

Western Digital WD4000F9YZ