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Quick Sync Video対応のUSBキャプチャユニットが発売

 Quick Sync Video対応のゲーム向けUSB 3.0キャプチャユニットが登場、マイコンソフトの「XCAPTURE-1」が発売された。実売価格は34,700円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

ゲーム画面のキャプチャ時も遅延なくディスプレイへの出力が可能

 XCAPTURE-1は、外付けタイプのUSB 3.0接続ビデオキャプチャユニット。HDMI、RGB、D端子、S-Video、コンポジットビデオによる映像入力とスルー出力が可能で、ゲーム画面のキャプチャ時も遅延なくディスプレイへの出力が可能という。ステレオ音声入力端子(RCA)も備える。

 また、Intel CPUが搭載するハードウェアエンコーダのQuick Sync Videoに対応しているのも特徴。Quick Sync Video対応のキャプチャソフト「VideoKeeper2」が付属しており、H.264形式で録画する際のCPUへの負荷が軽減できるとしている。

 Quick Sync Video対応をうたったキャプチャ製品については、同社のPCIe x1接続タイプの「SC-512N1-L/DVI」があるが、USB接続タイプを店頭で確認したのは初めてだ。

 ただし、PC側のUSB 3.0ホストコントローラのメーカーは、IntelまたはRenesasである必要があるとされている。AMDやASMediaなどの他社製コントローラでの動作は保証しないとしているので要注意だ。

 また、映像の保存先としてSSDを使用すると、書き込み速度が安定しない場合があるという。SSDでは、画面がちらつく、高スペックのPCにも関わらずフレームレートが上がらないなどの症状が発生することがあるため、HDDの使用を推奨するとしている。

 このほかにも、PCの環境によって発生する可能性のある不具合などが製品情報ページに記されているので、購入前に確認しておいたほうがよいだろう。

 入力可能な最大解像度は1080p(60p/50p)、1,920×1,080ドット(60Hz)。また、別売りの21ピンRGB用複合同期信号分離ユニット「XSYNC-1」を使用することで、PlayStation2やスーパーファミコン、セガサターンなどの映像入力も可能としている。

 電源はUSB 3.0ポート経由(900mA)で供給。必要環境はSandy Bridge以降のIntel CPU(クロック2GHz以上)、メモリ4GB以上、DirectX 11以上のグラフィック機能、Windows 7/8など。

 推奨環境については、Ivy Bridge版Core i5/i7、CPUクロックがQuick Sync Videoなしの場合で3.3GHz以上、ありの場合で2.5GHz以上、メモリ8GB以上、7,200rpm以上の6Gbps SATA HDDなどとされている。

 なお、同社によれば、推奨環境は「1080p(60p)映像を付属ソフトでH.264形式にて平均59fps以上で快適にキャプチャするために必要な環境」とのこと。

[撮影協力:パソコンショップ アーク]

マイコンソフト XCAPTURE-1