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R.O.G.ブランドのPCIe SSDがASUSから登場

RAID0動作でリード最大830MB/s、UEFIネイティブ対応

(7/27 21:25更新)発売を確認。

 R.O.G.シリーズ初のPCIe SSD「RAIDR Express PCIe SSD」が発売された。容量は240GBで、公称リード速度は最大830MB/s。実売価格は37,800~39,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

UEFIネイティブ対応、付属ソフトウェアも充実

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 ASUSのゲーム・オーバークロック向けブランドであるR.O.G.シリーズからは、これまでにマザーボード、ビデオカード、サウンドカードといったパーツが登場しているが、今回はシリーズ初となるストレージ機器。

 RAIDR Express PCIe SSDはPCI Express 2.0 x2接続カードタイプのSSDで、カードタイプならではの高速性が特徴。カード内部で2基の120GB SSDをRAID 0構成で動作させることによりリード速度830MB/s、ライト速度810MB/s、ランダム4Kリード・ライト100,000IOPS(いずれも最大値)というデータ転送速度を実現したとしている。

 また、UEFIネイティブ対応がうたわれており、システムの高速起動も可能としている。なお、基板上に搭載されているスイッチでUEFIモードとBIOSモードを切り替えることが可能で、UEFIを持たないマザーでも使用できるという。

 このほか、OSインストール時にドライバのインストールが不要な点や、PCIe SSDとしては珍しいTRIMコマンドへの対応がうたわれているのも特徴。同社によれば、PCIe SSDは通常SCSIインターフェースで接続されるためTRIMコマンドが実行できないが、この製品ではAHCIインターフェイスを採用することで、Windows 8/7でのTRIMコマンドの実行を可能にしたとしている。

 付属ソフトウェアも充実。RAMディスクの最適化を行なう「SSD TweakIt」、SSDとHDDを組み合わせたハイブリッド環境を作成する「ROG HybriDisk」、記録領域を初期化する「Secure Erase」などが付属している。

 搭載フラッシュメモリは19nmプロセスの東芝製MLC Sync NAND。SSDコントローラはSandForce SF-2281(2基)、RAIDコントローラはMarvell 9230をそれぞれ搭載するとしている。本体サイズは157×120×20mm、重量は243g。対応OSはWindows 8/7。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店IIBUY MORE秋葉原本店OVERCLOCK WORKSドスパラパーツ館]

ASUS RAIDR Express PCIe SSD