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SASインターフェイスがついに12Gbps化、最安モデルは約3万円から

HDD/SSDは未発売

 12Gbps SASに対応したインターフェイスカードが初登場、LSIの「SAS 9300」ファミリが発売された。

 実売価格は内部4ポートの「SAS 9300-4i SGL」が29,800円、内部4ポート/外部4ポートの「SAS 9300-4i4e SGL」が42,800円、内部8ポートの「SAS 9300-8i SGL」が42,800円、外部8ポートの「SAS 9300-8e SGL」が56,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 このほか、カードにMini-SAS HDケーブルを添付したモデル(型番末尾が「KIT」)や、内部Mini-SAS HDコネクタに4基のSATAドライブを接続可能にするファンアウトケーブル「CBL-SFF8643-SATASB-10M(LSI00411)」(3,980円)も販売中。

12Gbps SAS対応のインターフェイスカード

 12Gbps SASインターフェイスは、現行の6Gbps SASインターフェイスの上位タイプとして規格化されたもの。5月に対応ケーブルがショップに入荷していたが、HDD/SSDやインターフェイスカードは未発売だった

 そのHDD/SSDなどについては「入荷時期は不明」(同店)とされる。ただし、HGSTやSeagateがエンタープライズ向けSSDを発表しており、今後、これらが入荷してくることになると思われる。

 今回登場したSAS 9300ファミリは、いずれもPCI Express 3.0 x8接続でLowProfileタイプのカード。同社によれば、1百万IOPS超という高いランダムアクセス性能を実現したほか、ストリーミングアプリケーションにおいては6,000MB/s超のスループットを発揮するという。

 搭載コントローラはSAS 9300-4iが「SAS3004」、他の3モデルが「SAS3008」。コネクタ形状は内部がSFF-8643、外部がSFF-8644で、別売りのMini-SAS HDケーブルを介して、1基のコネクタで最大4基の12Gbps SATA/SASポートが使用できる。接続可能な最大デバイス数は1,024。

[撮影協力:オリオスペック]