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凹凸も表現する3D絵画「カシオアート」作品が展示販売中

 キャンバス表面に凹凸をつけ、油絵の筆致やレリーフ状の起伏などを表現できるという独特な技術「カシオアート」で作られた作品がアキバで展示・販売中だ。

 展示しているのはオノデン秋葉原のカシオ専門コーナー「DIGITAL SQUARE」。展示作品はハローキティなどをモチーフとした8種類で、価格は12,600円から。

カシオによる表現技術凹凸や起伏を再現

TD印刷技術の作品
TD印刷技術の作品
TD印刷技術の作品
TD印刷技術の作品
TD印刷技術の作品
3D造形技術の作品
3D造形技術の作品

 カシオアートとは、その名の通り、デジタルカメラや腕時計、電卓などのメーカーとして知られるカシオ計算機が開発した表現技術。同社独自の3Dデータ作成アルゴリズムや3D加工・出力技術により、立体的な絵画などの作品を制作できるという。

 カシオアートに用いられる主要技術は2種類。専用シートの表面に、起伏や微細な凹凸を形成することで陰影やリアルな質感を表現する「TD(Thermal Distend)印刷技術」と、画像処理・立体加工・立体出力制御により立体物を形成する「3D造形技術」がある。

 同店で展示されている作品を見ると、前者はキャンバスに画材を厚塗りをしたような質感、後者はキャンバスに立体物がそのまま埋め込まれたような、レリーフのような質感だ。同コーナーでは「来店して、是非実際に触れてみて欲しい」と話しており、実際にさわってみることもできるのこと。興味のある向きは実物を見てみるのも良さそうだ。

 なお、作品の展示販売は、都内ではサンリオワールド ギンザとサンリオピューロランドでも実施中。同社オンラインショップでの購入もできる。

[撮影協力:DIGITAL SQUARE]