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「初音ミク V3」が発売、よりなめらかな歌声に

 クリプトンの“バーチャルシンガー・ソフトウェア”の最新版「初音ミク V3」が発売された。

 新バージョンではより滑らかな歌声の合成ができるようになったほか、「誰もを音楽クリエイターに」という開発方針で、伴奏を含む音楽制作ソフトやソフト音源を新たに同梱、ワンパッケージで歌声と音楽の双方を制作できるようになっている。

 新たにMac環境に対応したのも特徴だ。実売価格は16,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

声質も5種類から選べる

 初音ミク V3は、入力した歌詞とメロディを歌声に合成することができるソフト「初音ミク」の最新版。

 V3では合成技術の最新版である「VOCALOID 3」が採用。VOCALOID 2では「母音+子音」「子音+母音」の2つの音素を組み合わせた情報(ダイフォン)しか扱えなかったが、VOCALOID 3では「母音+子音+母音」の3つの音素を連続させた情報(トライフォン)が扱えるように進化、より滑らかな歌声の合成が可能になったという。

 また、Windows環境に加え、Mac環境にも対応。収録ソフトには、VOCALOID 3用歌声ライブラリ&ボーカルエディタ「ピアプロスタジオ」のほか、音楽制作を行なうDAW「Studio One Artist Piapro Edition」と、200種類以上の楽器が用意された「PreSonusソフト音源」もあり、1パッケージでボーカルと伴奏パートの両方が制作できる。

 対応OSはWindows 8/7/Vista/XP(Vista/XPは32bitのみ対応)、Mac OS X 10.7/10.8。なお、使用の際はインターネット経由によるアクティベーションが必要で、使用できるのはWindows、Macのどちらか一方。

[撮影協力:BUY MORE秋葉原本店]

クリプトン 初音ミク V3