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12cmファンの薄型CPUクーラーに新モデル、TDP100W対応

 大型ファン搭載の薄型CPUクーラーがDeepcoolからも登場、120mmファン搭載で高さ60mm(ファン非搭載時40mm)の「Gabriel」が発売された。

 ドスパラパーツ館によれば、負荷時においてリテールクーラーよりも約20℃下がったという。実売価格は3,480円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

「リテールクーラーよりも20℃(負荷時)冷える」

 Gabrielは、比較的大型の120mmファンを搭載しながら全高60mmを実現したCPUクーラー。本体サイズは120×118×40mm、ファン搭載で全高60mmとなり、ヒートシンクには4本のヒートパイプも用いられている。

 同じコンセプトの製品としては、140mmファンや6本のヒートパイプを用いた全高73mmのThermalright製「AXP-200」が11月に登場しており、今回はその小型版といった印象。ファンサイズやヒートパイプの本数といったスペックはAXP-200が勝るが、スリムさはGabrielのほうが上だ。

 対応CPUソケットはLGA1150/1155/1156、Socket FM2/FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2/940/939/754。ファン回転数は900~1,800rpm、ノイズレベルは18.2~32.4dB、最大風量は61.93CFM。

 なお、ドスパラパーツ館が行なったテストでは、リテールクーラーよりも冷却性能が高いことが確認できたとのこと。

 Core i7-4770KをATXケースに組み込んだ環境で、負荷時においてはリテールクーラーが99℃だったのに対し、Gabrielは79℃と、20℃の温度低下が確認できたとしている。また、バラックタイプのケースにCore i7-4771を組み込んだ環境では、それぞれ91℃、68℃だったという。

(12/21 23:42更新)記事初出時、ファン搭載時の高さに誤記がありました。お詫びして訂正させていただきます。

[撮影協力:ドスパラパーツ館]

Deepcool Gabriel