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デルの4Kディスプレイが店頭デモ開始、35万円の32インチ版

 デルの4K対応31.5インチディスプレイ「UP3214Q」が店頭に登場、ツクモパソコン本店が実機の展示と販売を行なっている。製品の発売日は11月28日(木)だが、店頭デモと在庫販売を確認したのはこれが初めてだ。

 実売価格は349,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 デルの4Kディスプレイに関しては、2014年初頭の発売予定で1,000ドルを切るという28インチモデル「P2815Q」や、ネット通販のAmazon.co.jpで一時10万円割れという価格が提示された23.8インチモデル「UP2414Q」(12月13日(金)には129,980円へ変更)といった安価なモデルが話題だが、今回はそれらより高価ながら大画面の31.5インチモデルだ。

 UP3214Qは、IGZOパネルを採用したという解像度3,840×2,160ドット/10bit表示対応のディスプレイ。同社のPremierColor技術の搭載により、Adobe RGBカバー率99%、sRGBカバー率100%の色彩精度も持つとされている。

 パネルの表面はノングレア(非光沢)。硬度3Hのコーティングも施しているという。

 パネルの主なスペックは、輝度350cd/平方メートル、応答速度8ms(GTG)、コントラスト比が標準1,000:1、最大200万:1(ダイナミックコントラスト)、視野角が水平/垂直とも176度、画素ピッチ0.182mm。バックライトはLED。

 映像端子はDisplayPort、Mini DisplayPort、HDMIを各1基装備。3,840×2,160ドット表示時の最大リフレッシュレートは、DisplayPort使用時が60Hz、HDMI使用時が30Hzとされている。

 このほか、USB 3.0ハブ(4ポート)やメモリカードリーダーも備えている。スタンドは高さ調整、チルト、スイベルに対応。また、VESAマウント(100×100mm)にも対応する。本体サイズは高さ482.6~572.4×幅749.9×奥行き214mm(スタンド装着時)。

 ちなみに、同店の展示機で「4K表示でバトルフィールド4がどの程度動くのか」を試してみたが、AMD FX-9370とRadeon R9 290カードを搭載したPCを用いたところ、グラフィック設定が「中」の場合で80fps前後、「高」で46fps前後という結果だった。

 なお、より安価なP2815QやUP2414Qの店頭展示や店頭販売が同店で行われるかどうかは、現時点では不明。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

デル UP3214Q