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「iBeacon」を一足先に?Androidスマホ+BLEのスタンプラリーが週末実施

数量限定で販売予定のビーコン

 11日(土)と12日(日)に開催されるイベント「アキバ大好き!祭り2014winter」で、NFCに替わる技術とも言える“Android版iBeacon”を使ったスタンプラリーが実施される予定だ。

 Android 4.3以上とBluetooth LE、NFCを搭載した端末を持っていれば誰でも参加が可能(NFCが必要な理由については後述)。参加賞も用意しているという。

Bluetooth Low Energyの信号を利用したスタンプラリー

アプリの動作イメージ
会場に設置予定のビーコン

 iBeaconとは、iOS 7以降でサポートされるいわば近接センサー。BLE(Bluetooth Low Energy)の信号を利用したもので、信号を発するiBeaconセンサーにiOS搭載端末を近付けたり離したりすると、その状態がアプリに通知される。

 機能的にはNFCに近いが、iBeaconではNFCのようなタッチは不要で、また端末に搭載されているBLEの機能を利用するため、別途NFCチップが要らないのもメリットと言える。

 当然、iBeaconはiPhoneなどのiOS搭載端末でしか使えないが、今回のイベントではその“Android版”が出展される。開発したのは、同イベントで毎回“100円NFCタグ”を販売することでも知られる「日本Androidの会 秋葉原支部」で、同部によれば、このAndroid版は「iBeaconと同じくBLEを利用したもの」で、当日はAndroid端末向けに提供されるという。

 参加者は、スタンプラリー形式でこの技術を体験できる。会場内の数ヶ所のブースには、BLE信号を発するビーコンが設置されており、専用アプリを入れたAndroid端末を持って会場内を巡るとビーコンを認識、そしてアプリ上でスタンプマークが付く、という仕組みだ。

 参加者へのプレゼントもあり、全てのスタンプを集めて(=全てのビーコンを認識して)から日本Androidの会のブースに行けば、景品が貰える。

 ただし、当日はNFCを併用する形態になるとのこと。これは、端末側を「BLE信号の待ち受け状態」にするためで、訪れたブースで端末をNFCタグにタッチすると専用アプリが自動起動、その後ビーコンが認識可能になるという。

 専用アプリは、イベント当日までにGoogle Playストアで公開する予定としている。なお、アプリが導入されていない状態で、会場のNFCタグにタッチした場合は、端末上でGoogle Playストアに誘導されるとのこと。

 また、各日5台限定でビーコンも販売する予定という。なお、販売するビーコンは、会場に設置されているものとは別機種(型番 WDA001)とのこと。予価は3,000円。

[撮影協力:日本Androidの会 秋葉原支部]