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「雪山用Google Glass」っぽい端末が近日発売、地図や速度を随時表示

(2/6 18:57更新)発売日と予価を追記。

 雪山用ゴーグルに装着、画面表示機能を付加するウィンタースポーツ向けウェアラブル端末「Snow2」のサンプルが、ツクモパソコン本店に入荷している。

 カナダRecon Instrumentsの製品で、10日(月)に発売予定。予価は52,500円で、対応する専用ゴーグルは別売り。

 同店では数日中に動作デモを開始する予定だ。

スキー/スノボ用ゴーグルに装着、各種情報を随時表示地図や速度、ジャンプ時の滞空時間まで…

地図の表示やナビも可能
速度表示
スマホとペアリングすればSNSなどとの連動もOK
ジャンプのステータス
店頭のデモ動画では「カメラのビューファインダー」をイメージした画面も
店頭展示

 Snow2は、Cortex-A9ベースのデュアルコアプロセッサ(クロック1GHz)やAndroidベースのOS、各種センサーを搭載するという超小型端末。

 スキー・スノーボード用ゴーグルの内側に装着することで、滑降スピード、ジャンプ時の滞空時間、垂直移動距離など様々な情報が見られるというHUD(ヘッドアップディスプレイ)として機能するのが特徴だ。

 端末はBluetooth Smart対応が謳われており、AndroidスマートフォンやiPhoneとペアリングすることでSMSや着信画面なども確認可能。ゲレンデでパートナーの位置などを確認するバディトラッキングや、GPSによるリゾート施設へのナビゲーションも可能という。また、サードパーティ製の心拍センサーやカメラなども接続できるとのこと。

 ディスプレイ部はほぼ親指大。使用時は目の間近(ゴーグル内の右下)にディスプレイが位置するが、同社によれば「革新的なミラー・プリズム技術の光学系を採用しており、目のピントを調節せずに画面を見ることができる」という。解像度は428×240ドットで、仮想画面サイズについては「5フィート(約1.5m)先に設置した14インチディスプレイと同等」としている。

 対応ゴーグルは「Recon Ready」が謳われたAlpina、Briko、Scott、Uvexブランドのもの。また、Oakley、Smith Optics、Zealブランドのプリインストールモデルも用意されているという。

 本体重量は65g。主な搭載機能は無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0、Micro USB、GPS、加速度計、ジャイロスコープ、磁気計、高度計。充電はUSB経由で行ない、バッテリー動作時間はフル充電時で6時間以上としている。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

Recon Instruments Snow 2