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Haswell+Radeon搭載の小型PC自作キットがASRockから登場

ドスパラで販売中、何故かACアダプタは別売り

 ASRock製小型PC自作キットのHaswell搭載モデルが登場、Radeon GPUも搭載したモデル「VisionX 420D-88/B/BB」と、非搭載の「Vision HT 420D/B/BB」が発売された。ドスパラパーツ館での実売価格は、順に89,980円、69,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 ただし、同店は「ACアダプタは別売り」としているが、同店での対応ACアダプタの販売はなし。同店によれば「コネクタが外径5.5mm/内径2.1mm/センタープラスのタイプで、120W/19Vのアダプタが対応している」という。

コンパクトな筐体にモバイル版Coreシリーズを搭載

 これらは、幅200×高さ70×奥行き200mmのコンパクトな筐体に、モバイル版CoreシリーズCPUを搭載するというPC自作キット「VisionX」「Vision HT」の新モデル。CPUが前世代のIvy Bridgeから、最新世代のHaswellであるCore i5-4200Mへと刷新されている。

 さらに、上位モデルのVisionXには、モバイル版Radeon GPUも搭載、GPUによるBlu-ray再生支援やAMD HD3Dにも対応するという。搭載ビデオメモリはGDDR5 1GB。ただし、標準搭載されている光学ドライブは、BDドライブではなくDVDスーパーマルチドライブ。

 なお、搭載GPUについては、パッケージや付属のマニュアルには「Radeon HD8850M」と記載されているが、Webサイトの製品情報では最新世代の「Radeon R9 M270X」とされている。同社によれば「Radeon R9 M270XはRadeon HD8850Mのリネームモデル」という。

 また、両モデル共通の特徴として、最大867Mbps対応のIEEE 802.11ac無線LANや、前面MHL端子を備える点も挙げられる。2基の2.5インチSATA HDDに加え、mSATA SSDも内蔵できるなど、コンパクトながらストレージインターフェイスが充実しているのも魅力だ。

 搭載チップセットはIntel HM87。メモリスロットはDDR3 SO-DIMM×2(最大16GB)。上記以外の主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、DVI、Gigabit Ethernet、Bluetooth 4.0/3.0+HS、eSATA、USB 3.0(前面×1、背面×5)、メモリカードリーダー、7.1チャンネルサウンド。

 付属品はMCEリモコン、DVI-VGA変換アダプタ、MHL-Micro USBケーブルなど。

 なお、付属のマニュアルやWebサイトの製品情報では、ACアダプタも付属品の一つとされており、電源仕様についてはVisionXが120W/19V、Vision HTが90W/19Vとなっている。

[撮影協力:ドスパラパーツ館]

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