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「冷却パーツのベテラン」が作ったCPUクーラー「R1 UNIVERSAL」が発売

 「冷却パーツのベテラン」が集まって作ったという新メーカー「CRYORIG」のCPUクーラー第2弾が登場、サイドフロータイプの大型モデル「R1 UNIVERSAL」が発売された。実売価格は13,650円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

ヒートシンクの位置や冷却ファンの厚さを変更したリファインモデル

 CRYORIGはPhanteksやProlimatech、Thermalrightといった冷却パーツメーカーに勤めていたスタッフが集まって昨年創立したメーカー。新興ながら豊富な経験を持つことがウリという。

 R1 UNIVERSALは、1月に発売されたハイエンドユーザー向けCPUクーラー「R1 ULTIMATE」のリファインモデル。R1 ULTIMATEと比べて、メモリスロットと隣接するヒートシンクの位置や、搭載する冷却ファンの厚さが変更されており、これにより、従来よりもメモリとの干渉が減り、大型のヒートスプレッダを搭載するメモリが使用できるようになったという。

 このほかの仕様は従来モデルと同じで、ヒートパイプとヒートシンクとの接着に同社が特許を持つという熱伝導性を高める半田付け技術「DirectCompress」や、ヒートパイプ同士をジグザクに配置することで熱伝導性を高めるという「Heatpipe Displacement Optimization」、流体力学の応用により、フィン内の空気の流れを加速するという「Jet Fin Acceleration System」を採用している点も変わらない。

 マザーへのマウント機構も従来モデルと同じで、1.5mm厚の金属バックプレートと、精密な圧力計算を行なったというスプリングネジを用いる事で、ドライバー1つで簡単にCPUクーラーを固定することができるという「MultiSeg」を採用している。

 本体サイズは幅140×高さ168.3×奥行き128.5mm、重量1,181g。冷却ファンは140mmサイズ/13mm厚の「XT140」と、140mmサイズ/25.4mm厚の「XF140」を各1基採用。ファン回転数は両モデルとも700~1,300rpmとされている。

 対応CPUソケットはLGA2011/1366/1150/1155/1156/775/FM1/FM2/AM2/AM2+/AM3/AM3+。

 また、CPUクーラーとしては長期の6年保証が付く点も特徴。代理店のディラックによれば、ディラックとCRYORIGによる3年保証が標準で付くほか、CRYORIGにユーザー登録を行なうことで3年保証が追加されるという。

 このほか、初回出荷分には特典として冷却ファン「XT140」が1個追加されている。

[撮影協力:ツクモパソコン本店オリオスペック]

CRYORIG R1 UNIVERSAL