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【Z97/H97マザーボード】ASRock製品の独自機能や特徴を紹介

マザーからHDDへの電源供給機能やUltra M.2を装備

 Intelの最新チップセット、「Intel Z97 Express」「Intel H97 Express」を搭載したLGA1150マザーボードが各社から一斉に発売された。

 ここでは、ASRock製品の独自機能や特徴を紹介する(価格情報は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、チップセットの詳細は別記事を参照して頂きたい。

マザーからHDDに電源を供給する「HDD Saver Technology」やデータ転送速度を高めた「Ultra M.2」搭載モデルが登場

 ASRockのシリーズラインナップは、ゲーム向けの「Fatal1ty」、オーバークロック向けの「OC Formula」(11日の時点では未発売)、スタンダードタイプの「Extreme & Pro」の3種類。

 「Z97 Extreme6」などの一部モデルには、最大2基のHDDにマザーから電源を供給できる「HDD Saver Technology」が搭載。専用ソフトで電源供給をON/OFFでき、OFFにすることでHDDの寿命を延ばしたり、消費電力を抑えたりできるほか、HDDがPCから認識されなくなるため「プライバシーを守れる」(ASRock)という。

 データ転送速度を高めた「Ultra M.2」スロットもユニーク。通常のM.2スロットでは、チップセットのPCIe Gen2 x2インターフェイスにより転送速度10Gbpsがサポートされているが、Ultra M.2ではCPU内蔵のPCIe Gen3 x4を用いることで、より高速の32Gbpsがサポートされている。

 ASRockよれば、PCIe x4対応SSDを用いた場合の実効データ転送速度は、M.2接続時が0.79GB/sなのに対し、Ultra M.2接続時は1.16GB/sに向上するという。また、スロットがCPU直結であることもメリットで、低速のPCIe x2対応SSDを用いた場合でも706MB/s→768MB/sと高速化するとしている。

 ただし、CPU内蔵のPCIeインターフェイスを用いているため、Ultra M.2使用時はビデオカード用のPCIe x16スロットがx8/x4モード動作になるといった制限がある。また、SATA信号がサポートされていない点にも要注意だ。

 このほか、全モデルに、スマートフォンなどからPCにアクセスできるクラウドサービス「Orbweb.ME Professional」が1年間無料で使える「ASRock Cloud」(http://www.asrock.com/feature/cloud/index.jp.html)が付属。リモートデスクトップ機能も使える上位版「Orbweb.ME Ultimate」に、1ヶ月間無料でアップグレードすることもできるという。

 以下、11日(日)に発売されたモデルを写真で紹介する。

Z97X KILLER
Z97 Extreme6
Z97 Extreme4
Z97 Pro4
Z97M Pro4
Z97 Pro3
H97 PERFORMANCE
H97 Pro4
H97M Pro4

[撮影協力:ツクモパソコン本店BUY MORE秋葉原本店]

ASRock Z97/H97搭載マザーボード